理系学生と弁理士試験

 大学での講義を通じ、多くの学生が資格取得に興味を持っていることを実感します。

 私が学生のときは、宅建だと1ヶ月位で取れて名義貸しすれば結構な小遣い稼ぎになる、なんて言われていました(名義貸しは違法です)。

 ただ、今も昔も多くの理系の学生にとっては(国家試験の受験を前提とする学科以外だと)専攻に関連する資格を見出すのに苦労します

 そんな中で今回は私の本業である弁理士について紹介します。

 昨今の知的財産重視の流れにおいて、弁理士は様々な分野と密接に関係し得る、理系にとってオールラウンド的な資格と言えます(強引?)(※1)。毎年、受験者の8~9割が理系であり(※2)、理系資格と言ってもいいでしょう。

※1 弁理士とは「知的財産に関する専門家」であると日本弁理士会HPにてざっくり紹介されています(https://www.jpaa.or.jp/patent-attorney/)。企業が新商品や新サービスを世に出すとき、その技術については特許権を、名称については商標権を、デザインについては意匠権を取得することでビジネスリスクを減らします。特許庁に対してこれらの権利を請求(必要書類の作成、提出等を代理)するのが主な業務です。この代理業務は弁理士の専権業務(無資格でやると違法となる業務)です。専権業務以外では、知的財産の観点からの技術開発支援、企業ブランド構築支援等のコンサルティングを行う弁理士も多いです。また、街のラーメン屋さんでも店名を商標権で守ろうとするくらいですので、ニーズは製造業に限らず、小売業、サービス業等さまざまです。弁理士資格を活かさず、企業に勤務する場合でも試験合格の実績が邪魔になることはありません(むしろ一目置かれるはず)。

※2 最終合格者の理系、文系別内訳     

  私は大学3年のとき、弁理士が講師をする科目を選択したことがあり、その時、この資格を知りました(授業には2回目か3回目あたりから出なくなりましたが)。

 この時は弁理士というのは理系最難関資格だということを聞いて、はなから取得は無理だと思い込んでいました。

 それが今頃になって、学生のうちに挑戦しとけばなー、とよく感じます。受験資格の制限もないですし。

 学生のうちに合格できなくても、働きながら十分に合格が狙えます(司法浪人のように、気づいたら大卒後職歴無で苦しむリスクがないのは大きいですね)。

 私が挑戦を決意したのは30代半ば、合格まで5年かかりました。

 どう考えても、あり余る時間と、記憶力、体力が充実している学生の時の方が受験には有利です。20歳で勉強をはじめたら、結局5年かかったとしても25歳で資格登録可能です。まだまだ若い!(ドラえもんの人生やりなおし機が欲しいと思うこの頃)

 今回は学生の頃の自分に伝える気持ちで情報をまとめました。

1.学力の問題

 様々な資格サイトにおいて、弁理士は最難関資格のくくりで司法試験や公認会計士試験等と並べられている場合が多いです。また、試験合格者の大学別分布では常に東大京大がトップを争っています(下図)。

 弁理士試験は相対評価なので、こうした受験者との競争でもあります。学力に自信がない人にとってはかなり萎える情報ですよね。

 

 ここで、上図をよく見てください。

 「その他大学」すなわち、上図に明記されていない全ての大学の合計が最も多く、さらに最終学歴が短大・専門高卒でも合格者が存在します。

 実は弁理士試験は、大学入試で数学の難問等を解くのと違い、頭の回転とか発想力のようなものはさほど求められません

 資格試験の難易度は大学入試の難易度とは別物なのです(ただ、難関大学の人ほど資格試験も頑張って合格する傾向にあるのは上図の通りですけど)。

 弁理士試験の場合、法律知識をコツコツと積み重ねていくことができればいつかは対応できるようになります(※)。ただ、その合格レベルに達するまでやり続けるのが相当大変なのですが。

※ 弁理士試験は主に法律の試験なので法学部の人のための資格だと勘違いしている学生がたまにいます。また、最初からある程度の法律知識が必要なのでは?と聞いてくる学生もいました。まったくそんなことはありません。基礎知識が必要という意味だけでは電験などの技術系資格の方がハードルが高いと言えるかも。

 これまでいくつかの大学で講義をやってきた感じだと(これは小学生が書いた文章か?というレポートも見てきたので)どんな学生でも合格する可能性があるとまでは言えません。

 しかし、多くの学生には覚悟次第で合格する可能性があると感じます。大学の成績の良し悪しも関係ないですね(キッパリ)。

<どんな試験なのか?>
1次試験5択(マークシート)です。60問あり、3時間半の長丁場です。そのため飲み物持ち込み可。
2次試験(必須科目)は3科目の論文です(2時間、1.5時間×2)。ボールペンで書きます(消えるボールペンは不可)。最初は大変ですが、慣れれば鉛筆よりも筆圧がいらないぶん楽かも。今ではボールペン信者です。
3次試験は3科目の口述です。ホテルに押し込められ、複数の試験官が待ち構える各部屋で10分ずつ問答があります。自分の番が終わっても全員の試験が終わるまで別の一室でイスにじっと座ったまま軟禁状態です。時間つぶし用読み物必須。

 私が受けていたときは毎年の志願者は1万人くらいでしたが、最近は減少傾向のようです(下図)。これに伴い合格者数も減っているわけですが、合格率まで下がっている感じではないので合格し難くなったというわけではないです。

<受験者の脱落率>
 上図の合格率は、合格者数÷志願者数です。ということは軽い気持ちで受けてみようと思っただけの人とか、1、2回落ちただけですぐに諦める人(真の競争相手ではない人)が分母に含まれていることになります。
 そこで受験回数別の合格者数と合格率について見てみます(下表)。
 
 各受験者層を比較すると相対的に初回受験者数が多いことに気づきます(1回~5回の志願者層8662人を5で割ると1732人)。初回受験者(3252人)のうち合格者(87人)を除く不合格者数3165人が合格するまで受験し続けるのであれば1~5回の受験経験者数がもっと多いはずです。細かい情報がないのでざっくりとした分析になりますが、初学者の4割~5割が早期に脱落しているのではないかとみています(これは他の難関資格についても当てはまるでしょうね)。私の周りの身近な例では、学生時代の後輩が私が合格したと聞いて予備校に通いはじめたのですが、すぐに諦めていました(受験さえもせず)。お金がもったいなーい。結局、諦めずに継続できるかどうかが大きいのかもしれません。

2.費用の問題

 学生では、これをネックに感じる人も多いかもしれません。1.5年後~2年後に初受験という想定で予備校を利用し、さらにこれとは別に書籍や模試等、必要に応じて出費があるとして、20万円~40万円くらい見ておいた方がいいでしょう。

 
 受験者には必須の書籍
 左:工業所有権法逐条解説(いわゆる青本)8000円(税抜)
 右:知的財産権法文集2800円(税抜)

 現実問題としては通常、親に出してもらうか、バイトで稼ぐかの2択でしょうかね。

 お金の問題は少し長い目で見ることができるかどうかだと感じます。

 学生は時間があり余っています(よね?)。この時間を有効活用してたらなー、と何年も後になって多くの人が感じるわけです。

 弁理士は専門性の高い国家資格です。若くして取得できたら見える世界も違ってくるかもしれません(そこは謎)。人生という長い目で見て、先行投資と考えることができるかどうかでしょう。

 また、資格取得者に対して報奨金を出す企業は多いです。

 そして弁理士試験合格者には30万円の金額を設定するところが多い印象です。裏技というわけではないですが、社会人になってこうした制度を利用できれば、かなりの回収になります。まあ、親に出してもらった場合は合否に関わらず、初任給で少しは返しましょう。

 将来、弁理士として独立し、仕事が取れるようになれば特許1件分の報酬でチャラにすることもできます(参考:過去記事「10士業:士業の報酬額」)。

 

3.時間の問題

 合格するまで一体何時間勉強する必要があるのか?

 一般的には3000時間~5000時間と言われています。私は5000時間くらいかかりました。

 中にはあっと言う間に一発合格する人がいますが、そんな人はほんの一握りです。自分をそういった人にあてはめて考えない方が無難だと考えます。最短合格を目指すあまり、勉強が雑になっては合格がますます遠のくからです。特に、弁理士試験ではそんな気がします。

 以前、弁護士かつ弁理士の知人と司法試験、弁理士試験の違い(問われる内容の違い)がどこにあるのか飲みながら話したことがあります。あくまで比較の問題ですが、その人は司法試験はおおざっぱ、弁理士試験は細かい、と言っていました(司法試験は応用力が求められ、弁理士試験は基本である条文への忠実さが求められる、と解釈)。

 私は勉強を始めた当初、法律なんてざっくりと覚えておけば、後は過去問や問題集をやりこんで1次試験くらい軽く突破できるだろうとたかをくくっていました。

 結果は3回連続で1次不合格

 ここでやっと根本的に勉強のやり方がダメなのだと気づきました。それから全ての条文を丸暗記するくらいのつもりでやりました。

 その後、グンと点数が上がり、4回目で1次突破(60問中、46点)できました。これは2次試験、3次試験にも活きたと感じています(2次と3次は何点だったのかわかりませんが、思ったより苦労しませんでした)。
 
 (法文集に書き込みし、常に持ち歩き。今見ると目が痛い)

 ポイントだけおさえて短期間に合格する人もいるでしょうが、私は上記経験から、そうした出来の良い人を参考にするのはリスクもあると感じます(結局、他人はそうした人の表面しかわからないわけですし)。

 特に、弁理士業務に深く関わる特許法、実用新案法、意匠法、商標法については条文の趣旨にも目を通し、丁寧に勉強していくのが一番の近道だと思います。

 そうした勉強をしていたら結果的に1、2年で受かった、というのなら適性があったということでしょう。

 さて、時間の話に戻りますが、最終合格者の平均受験回数は統計的には3~4回です。年数にすると4~6年でしょうか。中には11回以上という人もいます(下図)。

 弁理士試験の受験者の多くは社会人です(下図)。職場環境によっては時間捻出が難しい人も多いと推測できます(最近は働き方改革でそんなことない?)。

 私が試験に受かった年は平日は23時くらいまで残業する日も珍しくなく、時間捻出には苦労しました(昼飯を5分で食べて残り時間で勉強、とか、通勤途中に録音した条文を聞く、とか)。社会人にとって受験回数が多くなるのは仕方のないことかもしれません。

 できれば、年間1500時間の勉強時間を確保したいところです。ざっくりと、
 土日:10時間/日×2日=20時間
 平日:3時間/日×5日=15時間
 1年:35時間/週×50週=1750時間
 こんな感じでしょうか?

 上記では、旅行に行くとか帰省するなどは全く考えていません。これが難関資格挑戦にはそれ相応の犠牲が伴う、と言われるゆえんでしょう。特に社会人では仕事のつきあいもありますし、周りの人の理解・協力がとても重要になります。

 まあ学生の場合、休み時間などを徹底して活用したら、専攻の勉強があるとしても上記時間の捻出はそんなに難しくはないと思います(その代わり、ゲームする時間はないですね)。

 勉強時間が足りているかどうかの目安としては、模試等で合格に近づいていることを実感できるかどうか、を挙げることができます。

 ある程度勉強を重ねても合格が近づいている実感がまるでないのであれば、何か問題があります。

 時間に関して言えば、勉強しない日があったり、1日の勉強時間がわずかだったり。

 資格の勉強はエスカレーターを逆走するようなもの、という例えがあります。記憶した瞬間から忘却がはじまります。ちんたら進んでいてはいつまで経っても向こうにたどり着けないのです。

 上の時間捻出例ですが、これでもまだ週一で飲みに行くくらいの余地はあります。私も土曜日の夜だけは息抜きしていました。

 

4.学生は有利か?

 職業別合格率は以下の通りです(下表)。

 一見すると、学生の合格率は3.8%と他に比べて低いです。

 他の資格試験、例えば公認会計士試験は学生の合格率が社会人に比べてかなり高いという傾向があります。上表からはそのような、学生にとって有利な情報は見当たりません。

 ただ、弁理士試験は公認会計士試験や司法試験に比べると受験者層の平均年齢が高く、そもそも学生の受験者数、合格者数が少ないです。学生の合格者数が毎年一桁という状況において、数人違ってくるだけで合格率の値が大きく変動します。

 また、上述のように、弁理士試験の合格者の平均受験回数は3~4回です。勉強を開始して試験で勝負できるレベルに達するのだけでも1~2年かかります。そうすると、学生時代に勉強を始めても合格するのは社会人になってからというケースがどうしても多くなるのではないでしょうか?学生の合格率が低く出るのは必然と言えます。結局は受験者層の大半を占める会社員、特許事務所員の合格率を参考にした方が良さそうです。

 学生が有利と言えるのはやはり時間の確保においてでしょう。

 あと、もう一つ、後述の選択科目に関しても(選択科目が免除にならない社会人と比較して)学生の方が有利と見ています。

 社会人にとっては大学を離れて年数が経っているほど選択科目はきついものがあります。

 専攻分野のことをダイレクトに問われる選択科目では学生の方が有利です(とは言え、この科目は1次試験、2次試験(必須科目)、3次試験で問われる法律の問題に比べるとあまりに異質。計算が必要な科目があるかと思えば、知っているかどうかだけの科目もあり、さらに科目によって難易度にも差がありそう。3次試験では受験者群で異なる問題が出され、時として不公平感につながりますが、選択科目もまさに同じ。この科目がネックになる人も多いと予想)。

 なお、上表では「特許事務所」の合格率が最も高いですが、実務そのものは弁理士試験に有利かと言えば全くそんな気はしません(試験と実務は大きく乖離)。変な先入観がない分、学生の方が有利とさえ思えます。特許事務所の所員は資格の有無が人生を左右する気持ちでやっているでしょうから、それが合格率の高さとなってあらわれているのだと思います。

 

5.独学か予備校か

 独学は危険です。私は予備校には行きませんでした(時期がくると模試だけはあちこち受けていましたが)。合格まで結局、5年もかかりました。

 合格後の集合研修で同期合格者と初めて顔を合わせ、多くの人が予備校で仲間を作って情報共有しながら勉強していたことを知りました。

 そうした人たちの中には2回目で合格というケースも多かったです。

 確立した勉強方法に基づいてやればよいのです。独学よりはるかに効率が良いです。

 ただ、あちこちの模試を受け、予備校によって問題にクセがあるのを感じました。ある予備校の模試では高得点を取れても、別の予備校ではボロボロということもありました。予備校の違いで勉強のインプットがどこまで異なるのかはわかりません。

 まあ、最初のインプットでは相性の良さそうな予備校の教えに従うということで良いと思います。

 そして、アウトプットではどこに行ってもコンスタントな結果が出せるよう、自己分析するとともに次のインプットにフィードバックすべきですね。いわゆるPDCA的な勉強です(PDCAなんて知らない?)。

 また、予備校の模試は基本的に過去問依存です。

 何回も過去問をこなしていると解答を覚えてしまい、あまり頭を働かせなくても、その記憶を吐き出すだけで高得点ということも珍しくなくなります。これが大きな落とし穴になると感じます。

 日頃から過去問に依存しきっていると本番で見たことのない問題が出てきたときに、解答の引き出しがどこにもなくて対応できなくなります(私が1次試験に落ち続けた原因はまさにこれ)。そんなときは基本に立ち返って解答を導き出せるかどうかです。そのためには条文工業所有権法逐条解説(いわゆる青本)を理解し、必要な部分を引き出せるかがカギだと感じます。

 これは2次試験、3次試験にも大いに役立ちました。おそらく予備校ではそうしたことも含めて教えてくれるのでしょうが、念のため。

 

6.選択科目

 2次の論文試験は必須科目以外に選択科目というのがあります(下表)。

 上表のどれか一科目(例えば、「物理化学」)を選択することになります。

 上表1~5のいずれの問題も理系的な内容が出題されます。

 特許庁のHP上で問題等、公開されています(下リンク)。
 https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-mondai/index.html

 この選択科目には免除制度があります。

 一番簡単な方法は修士課程を修了することでしょう。理系の場合、修士まで考えている人は多いと思います。そうした人はいずれ免除資格が得られます(修了後ということになりますが)。

 その他にもいくつか免除される資格があります(下図)。下図の資格等を有していれば選択科目は免除です。

 社会人受験者の半数程度は大学院卒ですので、申請すれば選択科目免除となります。一方、学生(特に学部生)の場合は選択科目を回避できません

 理系学生にとって上表6の「民法」は完全に分野外です(以前の選択科目では著作権法があったはずですが、試験制度が改正されてなくなったようです。当時、文系の同期合格者はみんな著作権法を選択していたようです。著作権は業務上、顧客に聞かれることが多い分野なのに何でなくなったのでしょうか?改正されなければ著作権法推しだったのですが)。

 免除が無理な場合、専攻に合致した科目があればそれ、なければ近しい科目、あるいは「基礎物理学」でしょうか。

 過去問は特許庁から公開されていますので(上記リンク)、問題の傾向やとっつきやすさを確認することができます。院試に向けた勉強をしている人にとってはハマれば楽かもしれません。

 この選択科目、例年7月にあります(下図)。通常、必須科目の3週間後ですが、大学定期試験と同時期だという場合が多いのではないでしょうか?この時期の負荷が大きくなる点は社会人に比べて不利かもしれません。

 

 どうしても在学中に免除を勝ち取りたい、と言う人はどうしたらよいか?

 まず免除となる公的資格を見てみます(下一覧)。

 大学に入りなおしたなどの特殊な事情でもない限り、学部生には上表の技術士、一級建築士、薬剤師は無理です。

 その他の資格はいずれも受験資格の制限はありません。
 個人的には、その中でも目にとまるのは情報処理技術者試験です。情報処理技術者試験には以下のものがあります(下表:別表2の内容)。

 これらの資格については過去記事「IT系の資格」で触れたことがあります。

  当該記事の一番下の図に示すように、基本情報技術者試験が最もベーシックな位置づけの資格です(これは選択科目免除の中には入っていません)。

 この基本情報技術者試験の次のレベルである応用情報技術者試験が上表の免除試験の中にありますね。

 情報処理技術には「レベル1」から「レベル7」までのスキル指標があり、応用情報技術者試験は下から3番目の「レベル3」ということになっています(上記記事参照)。その他の試験は「レベル4」です(たぶん)。ですので、これらの中で応用情報技術者試験が一番楽、ということになります。

 情報処理技術者試験は実務においてもIT関連発明の対応で知識が役立つ可能性があり、この試験で免除を勝ち取るのは悪くないかもしれません。

 もう一つ、行政書士試験はどうでしょうか?

 世間的には上記、応用情報技術者試験と同レベルとも言われることがあります。

 弁理士の中には、選択科目免除のため行政書士試験を受けたという人がたまにいます(よーやるね)。様々な資格サイトを見ると、行政書士試験に必要な勉強時間は約1000時間(応用情報技術者試験だと知識ゼロからのスタートでその半分程度)です。ただ、弁理士試験の勉強に加え、さらに1000時間の捻出ですからねー。それに行政書士試験の勉強が弁理士試験や弁理士業務に役立つことはないです。

 ちなみに弁理士試験に受かれば行政書士にもなれます(弁理士で行政書士登録する人はめったにいませんけど)。

 以上、長々と書きましたがどうでしょうか?

 あと、弁理士を含めた各士業の試験難易度について以前、考察したことがあります。
 参考にのせておきます。
 10士業:試験の難易度考察

 

 

<上記各種データの情報源:特許庁>
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-tokei/document/h29/shigansha.pdf
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-tokei/document/h29/h29_saisyu_goukakusha.pdf
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-tokei/document/r01/r01_shigansha.pdf
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-tokei/document/r01/r01_saisyu_goukakusha.pdf
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/ronbun-menjo-shikaku.html

 

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