花粉の季節ということで空気清浄機が売れるシーズン到来?
花粉症の問題が根本的に解決されない限り、花粉症関連ビジネス(空気清浄機、マスク、花粉症の薬など)は浮き沈みが少ない事業分野かもしれません。掃除機のイメージのダイソンも空気清浄機を出していて、最近、広告をよく見かけるようになりました。
今回は空気清浄機に関する特許出願が多い企業を見てみます。
本サイトでは、たびたび特許情報から企業を取り上げています。 特許件数が多い≒企業競争力がある だろうという考えに基づくものです。 |
上位には大体どこかで商品を見たことがあるという企業がでてきました。まあ、今回の結果に特段の発見はありません。
この空気清浄機という装置、実は構成がかなりシンプルです。
極端なことを言えば、筐体の中に送風部と空気清浄部があればよいのです。つまり、空気の通り道を設けた箱の中に送風機と空気中の汚れを捕まえるフィルターを配置しておけば空気清浄機の出来上がりです。(構成の一例として下図参照:特開2017-80707図1)
実際には空気清浄機能としてフィルターや放電による粒子成分除去、光触媒や活性炭、その他の吸着材によるガス成分除去など様々な方式が挙げられます。
上表に示す各企業の特許出願はこうした空気清浄部の機能に関するものだけでなく、花粉などの検出機能に関するもの、それらを自動的、連動的に制御機能するものなど様々です。
家電量販店に行くと花粉シーズンに限らずよく見かける商品ですが、構造がシンプルでいろんな企業が手を伸ばしているので、ドル箱商品とまでは言えないかもしれません。