点数の高いレポートと低いレポートの違い

 大晦日、学生レポートの採点をやっていました(何とか年越しまでに完了)。今回は、採点を通じて見えてきた学生レポートの特徴についてです。

 採点結果について毎年不思議に思うことがあります。

 点数分布が正規分布とはほど遠い2山の分布になることです(下図のような感じ)。

 そして合格点はいつもだいたい右側の山の左裾野あたりです。

 右側の山に属していれば、温情的に合格させることができるのですが、左側の山に属する大半は助けようにも手の施しようがないためどうすることもできません(他の教員はどうしているのか謎)。

 基本的な話になりますが、点数が高いレポートと低いレポートの差として感じる点を2つ挙げます。ちなみに加点方式でやりました。

1.問うていることに対応していないレポート
 例えば、まず概要を書くように言っているのに、どこにも概要が書かれていないレポートが該当します。概要に対して点数をあげようとしているのに何も書かれていなければ採点しようがないです。

2.題意に沿っていない、すなわちキーワード(解答のコアとなるワード)がないレポート
 問うていることにこたえるキーワードがどれだけあるかで採点しているので、授業の感想など情緒的な文章がどれだけ長文で書かれてあっても点数をつけようがありません(長いだけで内容がないレポート、極端に短くテキトーに書いたであろうレポート)。

 資格の論述試験でも結局、上記1、2の出来が合否を分けるのだと思います。資格試験では模試においてベテラン受験生の山とそれ以外の受験生の山の2つの山に分かれることがあると言われています。

 こちらの問いに対して素直にこたえているレポートは読みやすいですし、その分、点数をつけやすいです(どの部分を評価対象にできるか明瞭なので)。上図右山がこうしたレポートでした。

 一方、上図左山のレポートは意味不明な文言で飾り立てたものが多かったです。読みにくいですし、どの部分に点数をつけるべきか判断が難しい(というか点数のつけようがない場合が多い)傾向にある気がします。

 個人的には、上記2点に留意しながらレポートを作成すれば、大きく取りこぼすことはないような気がします。 

 それにしても大学の一科目の採点でさえ大変なのですから、小学校、中学校、高校の先生はさらに苦労しているのでしょうね。

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