理系男(その4)

 最近、飛行機や電車のトラブルやのニュースが多いですね。

 もうすぐ帰省シーズンですが交通機関のトラブルに出くわすのだけは勘弁です。

<参考>
ANA羽田発那覇行き 異音で引き返す(2017年10月26日 琉球新報)
電車の窓ガラス破損相次ぐ 人が入れぬトンネル内で何が(2016年10月24日 朝日新聞デジタル)

 老朽化が原因なのか、それともそれ以外に何か要因があるのでしょうか。

 ただ、“老朽化”と一口に言ってもどのタイミングで更新すべきかということはわからない場合が多いです。

 身の回りの小物は壊れたときや新商品が出たときが替え時と言えそうですが、建物や車など生命に関わるものは判断が難しいです。

 こうしたモノは(こうしたモノに限らないのですが)“初期性能”と“耐久性能”の2つの性能を確認する必要があります。

 初期性能は新品の状態の性能、耐久性能は狙った性能の持続力です。

 例えば、前回記事「理系男(その3)」で工場の有害成分を効率よく吸着する吸着材の開発について触れましたが、こうした吸着材についても初期性能と耐久性能が求められます。

 工場の有害成分をどんなに効率よく吸着する吸着材を開発したとしても、それが1日しか持たなかったら商品としてアウトです。

 ちなみに吸着材の代表例として活性炭が挙げられ、よく「表面積がテニスコート〇面分」なんて言われますが、タバコの煙なんかを吸わせたらあっという間に破過してしまう場合があります。こうしたものは耐久性に問題あり、ということになります。

 このように実際にモノを商品化までこぎつけるには耐久性能が大きなハードルになることがあります。

 環境分野では、こうした耐久性能を求められるものの中に廃棄物の最終処分場(埋め立て場)の遮水シートがあります。

 耐久性能が40年とか謳われていますが、40年間試験やったわけではありません。加速試験と言われる試験で40年相当ということです。

 それに40年間は持つにしても100年後にはどうなっているんだよって疑問もありますね。

つづき:理系男(その5)

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