鉄鋼メーカーの特許

 先日、研究室の後輩と飲んだ時に神戸製鋼のデータ改ざんのニュースの話になりました。

参考:神戸製鋼、社内調査後も不正継続 アルミ・銅事業で(日本経済新聞電子版 10月20日)

 その後輩は鉄道会社に勤務しています。

 線路から車両まで鉄鋼会社の製品が使われまくっています。

 鉄道会社では鉄鋼会社から仕入れた製品を自社内でも試験・評価しているとのことですが、今回の件を受け、(何についてか知りませんが)再評価することになりそうだということです。

 鉄鋼会社は大味なイメージがするかもしれませんが、技術開発には熱心で特許出願が多い業界です。この業界については以前、少し触れたことがあります(過去記事「鉄(Fe)に関わるビジネス」)。

 噂の神戸製鋼について最近の出願を適当にピックアップしてみました(下表は発明の名称です)。

磁石埋込型回転電機
高炉のメタリック原料装入方法
アルミニウム合金積層板
還元鉄製造方法
アルミニウム製フィン材
鋼中Ti濃度の制御方法
疲労特性に優れた厚鋼板およびその製造方法
アーク蒸発装置
無灰炭の製造方法及び無灰炭の製造装置
自動車車体の製造方法
転動疲労特性に優れた軸受用鋼材および軸受部品

 大きくは、金属素材やその製造方法に関するもの、そうした素材を製造する装置、自動車車体などの応用製品、の3つに分けられそうです。

 データ改ざんに関わるものが上表にあるように、自動車車体に使われていたら、自動車業界にも大きな影響がありそうですし、“疲労特性に優れた”軸受部品を作ってもその性能が出せないものを出荷していたら意味がありませんよね。

 今回のニュースの件、個人的には今度の高校ラグビー協賛に影響するのかが興味があります。

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