ガス会社の特許

 先日、電力会社の業務について述べたので、今回はガス会社で。

 ガス会社も電力会社と同様、他の企業と比べて経営が安定しているイメージがあります。

 (私の身近なところでやった独自調査では)今どきの学生は以前より倒産リスクのない企業を志向する傾向にあると感じます。

 とは言え、安定経営であろうガス会社が何をやっているのか知る学生はほとんどいないのですが。

 電力会社の時と同様に、特許情報からガス会社がどのような技術に取り組んでいるのか調べてみました。

 下表は東京ガスの最近の特許を適当にピックアップしたものです(下表は発明の名称)。

海底パイプラインの揚陸工法
セルロース系バイオマスを糖化するための粗酵素液およびその利用
電力供給システム
燃料電池システム
水素生成装置
ガス給湯システム及びガス給湯方法
地中熱交換機能を有する鋼矢板、地中熱交換配管システム
ガスメータ遮断判定装置
埋設パイプラインのカソード防食状況計測方法
太陽熱利用システム、および熱媒の凍結防止制御方法
コージェネレーション・システムの貯湯蓄熱制御方法

 ガス会社ですが、電力に関係する発明が非常に多いです。

 電力会社の火力発電用にガスを供給しているなど、実は電力と非常に密接な関係あることが理由として想像できます。

 技術開発が電力会社と被っている分野も多く、また、ガスで発電するいわゆるエネファームなど電力会社との差別化技術に取り組んでいることもうかがえます(燃料電池システムに関する特許がかなり多いのですが、そのあらわれか?下図は燃料電池システムの配置構造:特許6216901図2)。

 

 特許発明を見ていると、東京電力は汚染をどうのこうのする感じの技術がポツポツ目に入ってきます。それはそれで重要なのでしょうが、なんか暗い感じになります。
 このように特許発明だけ見比べていると、電力会社よりガス会社に勢いを感じます。

LINEで送る