これまで家電量販店で働く友人がTOEIC、スマートマスターに挑戦し、今月29日には危険物取扱者試験を受験します。
TOEICの時はリーディングで時間がなくなり、残りの空欄は終了時間直前に同列を塗りつぶしたとのことです。
ここで、5択問題(例えば解答がア、イ、ウ、エ、オ)の場合、正答数は均等なのか?、とか、点数が高そうな問題の場合は“ア”の確率は低そう、などという永遠の謎(というか妄想)があります。
私の場合、小学校の頃、国語のテストの最終問題は“エ”や“オ”の正答が多かった記憶があり、そのせいでその後の人生、問題が全然わからない場合には“エ”か“オ”を選択することが多いです。
実際の資格試験においてこのような偏りが存在するのでしょうか?
本サイトで何回か取り上げたことがある中小企業診断士(国家資格)の過去10年分の解答を集計してみました。
・平成20年度~平成29年度の10年分
・一次試験「経済学・経済政策」について
・平成22年度については訂正があった解答は除外(全29問で計算)
<結果>
年度\選択肢 | ア | イ | ウ | エ | オ |
H20 | 10 | 8 | 2 | 7 | 3 |
H21 | 7 | 6 | 5 | 8 | 4 |
H22 | 8 | 5 | 5 | 7 | 4 |
H23 | 4 | 6 | 10 | 9 | 1 |
H24 | 7 | 6 | 6 | 9 | 2 |
H25 | 6 | 8 | 7 | 8 | 1 |
H26 | 8 | 7 | 9 | 4 | 2 |
H27 | 7 | 6 | 10 | 6 | 1 |
H28 | 5 | 6 | 9 | 8 | 2 |
H29 | 6 | 5 | 10 | 8 | 1 |
平均 | 7 | 6 | 7 | 7 | 2 |
“オ”が毎年少ないという驚くべき(?)結果でした。
特に平成23年度以降、毎年1~2問しかオの正答はありません。解けない問題があった場合にオと解答する習慣のある人は相当痛い目にあったはずです。ここまで選択肢間の正答数に差があると意図的なものを感じずにはいられません。
国家試験だからと言って、必ずしもア~オの正答数が均等だということではないようです。
他の科目、他の資格試験についても集計してみたら傾向が発見できるかもしれませんね(なお、上記は結果論であって未来予測ではありません。従って、来年この試験でオの正答が急に増えることもあり得るでしょう)。