造船会社の特許

 先日、薬剤師の友人と飲んだ時、友人の昔の就職活動話になりました。

 この友人は博士号を取得した後、ポスドク(任期付き研究員)として大学の研究室で働いていました。

 任期付きなので、ある時期に解雇通告(更新しない旨の通告)が来たらしいのですが、(不憫に思ってなのか)その研究室の先生が大手造船メーカーを紹介してくれたらしいです。

 その友人は農薬遺伝子の研究をやっていたので、なぜに造船会社なのか、という疑問がわいてきます。その友人も船を作る会社にバイオ系の業務があるとは思ってもいなかったようです。

 企業がどのような技術開発をやっているのかは、先日の記事(「鉄道会社の技術開発」)の通り特許情報からある程度イメージできます。

 三井造船を例に最近の特許をいくつかピックアップしてみました(下表:各発明の名称)。

クレーンの製造方法及びクレーンの上架構造体の上架システム
半導体素子の製造方法
バイオエタノールの回収方法及び回収システム
バラスト水質の暫定的判定方法、バラスト水の処理方法、生物組成の暫定的判定方法、生物活性の評価方法及び生物濃度の推定方法
船舶係留装置
コンテナターミナル及びコンテナターミナルの運用方法
船舶
波力発電装置
岸壁クレーン
メタンハイドレートのガス化装置及び水底メタンハイドレートからのメタンガス回収方法
モーレラ属細菌の遺伝子組換え法
電極材料の製造方法
成膜装置及び成膜方法
船舶の建造方法
水処理用膜モジュールユニット
微生物の培養システム及び微生物の培養方法
食塩含有食品加工残液及び残渣配合飼料
水中ロボット

 船舶船舶の製造方法、製造に必要なクレーンに関する特許が多いのはわかりますが、それ以外にもバイオ系の特許もかなり多いです(業界の人間ではないので、どこでどのようにビジネスに活きているのかはよくわかりませんが)。

 岸壁クレーン(左図)を開発している一方、細菌の遺伝子組み換え(右図)もやっていて分野が広いです。

 

  ちなみに上記友人の就職話ですが、面接がボロボロで落ちてしまったとのことです。どんなに偉い先生の紹介でも本人を見て評価していてちゃんとした企業だ、と友人は他人事のようにその企業を評価していました。

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