鉄道会社の特許

 3連休最終日は東急池上線が無料乗り放題ということで話題でした。従業員は一日タダ働きということですかね(?)

 と言っても鉄道会社の従業員がどのような業務をやっているのかよくわかりませんが。

 つい先日、鉄道関係に就職したいという学生から鉄道会社がどのような業務をやっているのか知りたいという質問がありました。

 技術職ということであれば企業の特許情報を見れば少しはイメージがわきます。

 企業は将来の事業に必要な技術を開発し、特許出願します。

 従って、特許情報には企業がどのような分野の技術に取り組んでいるのか、今後、どのようなことをやろうとしているのかが詰まっています。

 鉄道会社でパッと調べた感じでは東日本旅客鉄道の特許出願数が最も多かったです。

 最近の特許としては以下のようなものがあります(適当にピックアップしました。下表は発明の名称)。

レール転倒防止機能付きレール締結装置
地中熱利用ヒートポンプシステム
天井落下防止構造及び天井落下防止施工方法
除雪車両制御装置及び除雪車両制御方法
車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法
レールの境界部分における段差解消方法
融雪装置
燃料漏れ検知装置
柱脚補強構造
屋外設置機器の盗難防止器
鉄道車両用の通信システム
地下駅の空調システム
燃費算定システム
清掃装置及び搬送装置
予約システム、予約受付装置及び券売機
ブレーキ試験装置 
経費精算システム、経費精算プログラム及び経費精算方法
プラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法

 ざっくり見ると、
・線路やプラットフォームなど構造物に関するもの
・鉄道車両に関するもの
・空調などの設備に関するもの
・予約などの乗客サービスに関するもの
・その他ITを使ったシステム
などがありますね。

 具体的には構造物に関するものとして以下のようなものがありました(特許第5808061号 図1)。

 プラットフォームが水平でないと排水がうまくいないという技術課題があるようで、それを解決するためのものです。

 また、空調関係の特許も多いようです。研究室に上記企業に就職した後輩がいましたが、入社後は空調関係の業務に従事していたようです。

 ちなみに特許出願数だと東日本旅客鉄道が最も多く、次いで東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道です。
 私鉄は全国的にどこもあまり出願していません。
 これが技術開発への注力の差なのかどうかは不明です。

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