環境と資格:ISO14001審査員

 私が講師をしている授業の受講者は“環境”を志す(?)学生が主です。

 先日、アンケートをとったところ、就職したい分野としてはサービス業が多いという結果がでました。

 どうやら環境分野のコンサルタントを目指しているようです。

 “コンサルタント”という響きは学生にとっては良く聞こえるのでしょうね?社会人になると胡散臭さを感じる場面も多いですが。

 コンサルタントと呼ぶべきかどうか迷いますが、“環境コンサルタント”という言葉からは、環境ISOと言われるISO14001の審査員が頭に浮かんできます(ISOについては過去記事「ISOとは?」参照)。

 私は前職の時、(なぜか会社の指示で)ISO14001の審査員になるための試験を受けた経験があります。 

 5日間の研修を受けた後にCEARというテストを受け、受かれば審査員補です。テストは受講者の大半が受かるものです。

 ただし、テストに受かった段階ではまだ審査員ではありません。所定の実務経験とともに“審査員”、“主任審査員”へと格上げされていきます。

 2017年10月4日現在、日本国内において18,650件のISO14001認証があります(日本適合性認定協会http://www.jab.or.jp/system/iso/statistic/iso_14001.htmlより)。
 企業における環境ISOの認証件数は既に頭打ち状態ですが、少なくともこれらの認証を維持しようという分だけは仕事が存在すると考えることができます。

 審査員の最初の世代は1990年代後半に取得した人たちです。
 この人たちの大半は中堅、ベテラン社員が多かったと考えると、世代交代を経て、(認証機関には)それなりに若手社員への引き継ぎニーズが出てくるのではないかと思います。

 ところで、今考えても私にとってはISO研修自体の意味はありませんでしたが、その研修で知り合った人とは今もつき合いがあり、そういった点では意味があったと思っています。

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