大学院(研究室)にはどんなメリットがある?

 これまで大学院関連についてちょくちょく触れてきました。

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 これらは修士や博士という学歴そのものがその後の就職や転職、年収等にどう影響してくるかという視点でまとめたものです。

 この他にも大学院に行くメリットはあるのでしょうか?

 私の経験上、大きなメリットだと感じたことを挙げてみます。

1.就職は推薦(※学校推薦のことではない)
 →これは私に限ったことでなく、同じ研究室の他の卒業生も似たようなものでした。研究室の先生は学生の性格等を把握しているので、「そっちの企業より、こっちの方が合っているかもしれないぞ」とアドバイス付きでした。

2.就職後の支援
 →研究室との共同研究という形で、いろいろと便宜を図ってもらったことがあります(設備を貸してもらったり、開発のアドバイスをもらったり、人を紹介してもらったり)。

3.転職先の紹介
 →先生と飲んだ際に転職を考えていることを話したら、後日、企業を紹介してもらい、そこに転職しました。

4.研究室を通じた人脈拡大
 →同門というのはいいですね。すぐに人のつながりができます。その人脈を通じて上記メリットを享受することもあります。上記転職先の紹介ですが、これは求人情報が研究室OBのネットワークを介して(グッドタイミングで)やってきたものでした。

5.仕事そのものの紹介
 →独立後は非常にありがたみを感じます。大学講師の仕事もそうですし。

 学生にとっては上記1の時ぐらいしかメリットを感じることがないでしょうが、その後の長い人生で考えると、研究室の人脈という持ち球ができることはかなり大きいかもしれません。

 ただ、これらは全ての研究室に言えることではないです。

 その研究室の歴史先生のタイプによるところが大きいと感じます。

 当たり前ですが、歴史があって卒業生が多い研究室ほど人脈的なところではメリットが大きいですよね。

 また、研究室の先生によるところが非常に大きいです。
 対外的に力を持っている人とそうでない人、人脈を大切にする人とそうでない人、いろんな先生がいます。
 研究室のカラーはそうした先生の影響を受けるものだと思います。

 本サイトにたびたび登場する薬剤師の友人は博士課程まで行きましたが、就職の面倒は一切見てもらっていません。その友人がいた研究室では同窓会をやる風潮もなく卒業生同士のつながりは薄いそうです。

 学生の進路に興味がない先生というのも当然います。
 そうした研究室だと上に挙げたことはあまり期待できないかもしれません。

 今は、多くの研究室がホームページを持っていて、研究室の規模感、卒業後の進路や雰囲気が良さそうかどうか、まで何となく伝わってくることもあります。

 大学院を視野に入れている人は、研究内容のことは当然として、その研究室の先生がどういった人か、人のつながりは密かどうか、という点もチェックしてみてはどうでしょうか?

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