環境計量士(その2)

 先日、久々に研究室時代の友人と話をしました。その時、環境計量士のことも話しました。
 環境計量士については以前、環境系資格の中で環境計量士を紹介しました(過去記事「環境系の資格」)。

 その友人はM1(修士課程1年)のときに環境計量士試験に合格しました。

 その後、繊維系メーカーの分析部門で働き、これまで計量に関わる業務に従事してきたようです。
 この資格にもろに関連する業務をフルに行ってきたと言っていいかもしれません。

 そんな環境計量士をよく知る(?)友人に環境計量士について聞いてみました。

Q.環境計量士を持っていて得したと感じることある?毎月資格手当てがでるとか。

A.んー、うちは資格手当はないね。入社したときに資格取得を申請して報奨金を2万円もらったくらいかな。なので日常で得したと感じることはないね。ちなみに今は報奨金の額が少し上がって4万円になっている。

Q.何でこの資格を取ったの?

A.他にこれといった資格がなかったから。

Q.学生がこの資格を取ることで採用に有利になるってことはあるの?

A.何も持ってないよりは持っていた方が評価されるんじゃないのかな。

Q.(まあ、そりゃそうだ)環境計量士を持っていたことが採用に有利になったとは感じた?

A.少しは評価されたのかな。よくわからないけど。

Q.会社の採用で資格は重視されていると思う?

A.人事ではないからわからないが、うちは資格よりも出身地域を重視している気がする。地元志向だね。学歴だと大学院卒より高専、学部卒が多い。ただ院卒でも修士で優秀な人材はいつも欲しがっている感じがする。あと院卒だとタイミング的なものも大きいんじゃないかな。こういう人材が欲しいというときに、それに合った人がいるかどうか。

Q.今、学生に逆戻りしたら何の資格取る?

A.やっぱり環境計量士かな。今も他にこれといったのがないし。自社や他社でこの資格を持っている人の職種を見ていると、計量とは全く関係ない部署が結構多い気がする。趣味的に取ったものなのかよくわからないけど、理学部系では適当な資格が他にないというのが原因かもしれない。

Q.試験のためにどんな勉強をしたらいい?

A.当時は計量法改正から数年しか経っていなかったから過去問での勉強が難しかった部分があるけど、今は改正から20年以上経っているし、過去問が充実している。過去問は参考資料として役立つんじゃないかな。

Q.他に近しい資格はある?

A.作業環境測定士ってのがある(国家資格)。職場環境を調査するための資格。環境計量士を持っていれば講習を受けるだけで取れる(持っていなければ一般試験に合格しなければならない)。GC/MSなどの分析装置を用いた業務には放射線取扱主任者(国家資格)が必要になる。工場だと公害防止管理者(国家資格)かな。あと、うちの場合は危険物取扱者(甲種)を持っていることが昇進要件になっている(昇進要件はTOEIC600点か危険物取扱者であることのどちらか)。

 こんな感じです。

 当たり前っちゃ当たり前のやりとりでした。

 この友人も私も出身は理学部(友人は化学科で私は応用化学科)。

 他の学部のようにこれはという資格(例えば薬剤師や建築士など)がなかなか見当たりません。

 そんな状況で多くの人が目をつけるのが環境計量士ということなのでしょうかね。
 技術士ほどハードルは高くはないですが、誰もが簡単に取れる資格でもなく、名刺に肩書として入れておいても全く違和感はありません。

 上記やりとりで、友人の会社が優秀な院卒(修士)をいつも探している、と出てきましたが、優秀かどうかをどうやって見分けるのかは謎です。
 学生なのに環境計量士を持っているということは優秀だと評価される?されない?

 ただ、上記やり取りで、
 友人の会社の昇進要件が危険物取扱者って、そこは環境計量士じゃないのかよ、と思いました。

関連記事:環境計量士(その3)

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