バブル世代からゆとり世代まで

 先日、中学時代の同級生2人と私の3人で飲みました。

 1人は福岡から転勤で、もう1人は新卒のときから都内の企業で働いています。

 2人とも中間管理職ということもあり、職場のことは上司目線の話が多かったです。

 「最近の若手は言い訳からはいる」
 とか
 「失態のお詫びをメールで済ませようとする」
 とか
 「20代後半から30代にできる人材が育っていない」
 など 

 こうしたコメントの原因になっているかもしれない世代ギャップはどの組織にもありそうです。

 企業内には様々な世代の社員がいて、受けた教育や競争の程度などが大きく異なります。
 こうしたことは少なからず仕事の姿勢や考え方などに影響を及ぼしているのかもしれません。
 よく「ゆとり世代は・・・」と言われることがありますが、これもそうしたことから生じる世代ギャップを揶揄したものですよね。

 2017年現在、何歳ぐらいの社員がどのような世代なのか整理してみました。

 下図は2020年(3年後)の人口です(出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ http://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/2020.png 加筆有り)。

 以下、大卒をイメージして書いていますが、少し妄想も入っているかもしれません!

<現在50歳前後>(上図①
 今後就職する人にとっては会社の上層部的存在になるであろう、バブル景気に入社した世代。
 企業は湯水のごとく金を使い、その恩恵を受けていた社員は多かったはず。
 理系出身で銀行入社が結構いるなど就職も選り取り見取りと言われていた時代です(本当?)。
 その反面、バブル入社は使えねー、と言われることもありますよね。
 ゆとり世代と同じようにからかいやすいのでしょう。
 この時代の栄華を社会人として経験してみたかったです。

<現在45歳前後>(上図②
 団塊ジュニアと言われる世代(主に終戦直後のベビーブームに生まれた人たちから生まれた世代。どこまでがこの世代かはここではなんとなくです)。
 受験、就職など常に競争にさらされ続け、さらにバブル崩壊後の“失われた10年”と言われる就職氷河期も経験。
 前にならえではいつまでたっても先が見えない一方、子供時代にアニメ、電子ゲーム、ガンプラ、ファミコン、全盛時代の週刊少年ジャンプなどカルチャー黄金期を経験し、生きた時代のプラスマイナスはトータルでイーブン?
 入社時期はインターネット黎明期で、パソコンに苦手意識が少なくなるのはこの世代ぐらいからではないかと予想。
 今考えると社会のネット化の波など、激変の時代ゆえに、いち早くのし上がるには恵まれた世代だったのかもしれません。
 部活では水を飲んではいけない、教師に殴られても違和感なしの時代だったのでスパルタには全く抵抗なし?私はこの世代です。

<現在40歳前後>(上図③
 上記団塊ジュニア世代に比べると人口が減少したものの、就職氷河期の真っただ中を経験。
 企業があまり積極的に人材を採用しなくなった時代であり、現在、多くの企業で次の中間管理職を担うこの世代が不足している模様(と言うことは、この世代のマネージャー人材は今後引く手あまた?)。
 今回、冒頭の友人たちとの会話の中でもこの問題についてでてきました。
 確かにこの世代と少し下の世代の正社員はあまりいないような気がします。
 また、理系学生に関して言えば、博士号取得が推奨されだしたときの修士付近の世代であり、これに踊らされて痛い目を見た人も多いのかもしれません。

<現在35歳前後>(上図④
 AO入試や自己推薦入試が増えだした頃の世代で、上の世代に比べると大学受験の自由度は増大。
 また、就職は氷河期の終わりに近づき、景気が上向きだす頃。
 理系だと学部時代とは別の(もっとメジャーな)大学の院に行き、その大学院の学生として評価を受けて就職できるという逆転シナリオが通用した最後の(?)の世代。
 この世代の少し上の世代から正社員が少ない企業も多いため、企業に入ってしまえば、あまり競争がなさそうです。
 ひょっとしたら社内では出世しやすい世代かもしれません(しかし、生まれた年によって大分違いはあり)。
 この世代に私が子供の頃人気だった“アンドレ・ザ・ジャイアント”や“ブッチャー”の話をしても全く通じなかった思い出があります。
 この世代あたりから男がコブラツイストや卍固めを出来ないのではと予想。

<現在30歳前後>(上図⑤
 この世代になると人口は団塊ジュニアのピーク時に比べて約6割とかなり減少。 
 それにも関わらず大学の定員はさほど変わっておらず、世の中の受け皿と実態が乖離してきた感がアップ。
 飲食店のアルバイトに日本人学生をあまり見なくなったのもこの世代ぐらいからでしょうか(それまで飲食店でアルバイトをしていた学生は一体どこに流れていったのか?)。
 就職時期はリーマンショックの後であり、企業が正規雇用を控えて非正規社員化がすっかり定着した頃で、生まれた時期の恩恵は前後の世代に比べて少ない?

<25歳前後>(上図⑥
 いわゆる“ゆとり”世代(ただ、ゆとり世代がどこからどこまでかはよくわかりません。ここではなんとなくです)。
 公立では絶対評価が導入され、上の世代と比べると受けた教育がかなり相違(実態としてどうかは不明)。
 私はこの世代とは大学の講義を通じて接点がありました。
 安定志向の学生が多いという印象があります。
 就職に関しては、できれば大企業に入りたいが、それが無理なら倒産する心配のない中堅企業に入りたい、という声が直に聞こえてきました。
 この世代になると私との共通項はほとんどなく、講義の中で小話にスーパーファミコンの話をしようと“スーファミ”と言っただけで変な笑いが起きたことがあります(もはや生きた化石のような扱い?)。

 5年単位で見ても時代にかなりの違いがあります。

 ただ、学生の行動自体は昔とあまり変わらない気がしています(基本、授業は後ろの席から埋まる、真面目な話ばかりだと寝る、など)。

 冒頭での、ムカつく・ムカつかないの原因は時代背景から生じているというより、個人の性格に起因していることかもしれません(過保護な時代を過ごしてきた結果と言えるのかもしれませんが、若かりし頃は誰もが、なっとらん、とムカつかれたことがあるのでは?)。

  まあ、世代ギャップはネタにして楽しんだ方が得策ですね。

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