街を歩いているとたまに行列を見かけることがありますよね。
飲みにくりだした際、見知らぬ居酒屋に行列ができているのを見ると、その場では並ばなくてもいつか行ってみようという気になります。
ラーメン屋もしかり。
後日並んで失敗したー、と思ったこともありますが、行列が(テレビで取り上げられたから、など)一過性のものでない限り、行列ができる要因を何かしら見い出すことができます。
飲食店の場合、(好みの問題はありますが)真似して並ぶ意味があるのだと思っています。
一方、大当たりが出たという宝くじ売場の行列には並ぶ気がしません。運ですから。
1等当選確率が1000万分の1だということを考えると、1000枚のくじを買っても当選確率は1万分の1。ビンゴ大会でさえ人生で1度も当たったことがない私としては気の遠くなる当選確率の中に運気アップを求める気になりません。
科学で説明がつかないくじ運を持つ人はいるかもしれませんが、それを真似したからといって自分のくじ運まで上がる気が全くしませんし。
真似する意味が大きいもの、小さいもの、というのは就活にもありそうです。
例えば、
・ビジネスマナーや服装
→真似する意味あり(多くの場合、ここに独自性を出す意味はほとんどないのでは?マナーや服装に無頓着な人は良い人のマネをするメリットは大きいと予測)
・エントリーシート
→真似する意味なし(独自性がなくなるから。コピーペーストや人のものをベースに若干手直ししたようなものは最悪ですね)
・適性検査
→真似する意味なし(真似、というより自分を偽ってまで回答することでしょうかね?)
・企業選び
→真似する意味なし(自分の人生です)
・情報収集と分析(業界、業種、企業研究など)
→真似する意味あり(真似、というより参考にするという意味で)
・就活スケジュール
→真似する意味あり(何をやるべきかわからない人は一人だけ取り残されないためにも)
という感じでしょうか。
私は学部生の頃は定員100名の学生寮にいました。そのため他の同期がどのような準備をして、どのようなタイミングで動き、いつ頃内定が出た、ということが手に取るようにわかりました。部屋、食堂、風呂場などで誰かと顔を合わせると自然と就活情報が流れ込んできましたので。
一方、大学院の頃は一人暮らしだったので、学部生の頃のように情報が入って来ず、のんびりしていたら出遅れました。
こうした経験から、情報が入ってこないまま、ぼーっとしていて出遅れる人もいるのではないかと思います。
真似した方が良いことはあります。そうしたことは積極的に真似ることでリスクを下げることができるでしょう。