東証一部と二部で何が違うのか?

 8月から東芝が東証二部に降格しました。
 参考:NHKニュースウェブ“東芝 きょう東証2部に降格

 “東証”とは東京証券取引所という株式市場のことです。

 企業は発行した株式を売って資金を集めます(株を買った人は株主になります)。

 東証には“一部”、“二部”などのグレードがあります。
 グレードが高い東証一部は審査基準が厳しい分、信用も大きくなり、より多くの資金調達につながります。
 詳しくは以前の記事「上場企業とは?」を参照してください。

 東証二部とは東証一部とそんなに違うものなのでしょうか?(まあ、東芝の場合、今年度末に債務超過になると上場廃止になってしまうため二部降格のショックに打ちひしがれている場合ではないでしょうが)

 上場審査基準(の一部)で比較してみました(表中の数値は見込数)。

  一部 二部
株主数 2,200人以上 800人以上
時価総額 250億円以上 20億円以上

 時価総額だと10倍以上違います。

 以下のグラフを見ると感覚的にわかるかと思います。東証一部と二部の時価総額ベスト10を並べたものです(上から10社が東証二部、下の10社が一部)。

 (シャープや東芝は二部の中でも異色かもしれませんが)規模感を見ているとどっちのグループに属するかというイメージは大きいかもしれません。

 大学名でブランド力を評価されることがあるように、東証一部か二部かがブランド力に与える影響はあると思います。

 また、最初から二部だったというのと一部から二部に落ちたというのでも印象が違ってくるでしょう。

 採用とか社内人材のモチベーションにも関わってくるかもしれません。

 大きな違いはこうしたイメージの部分ではないでしょうかね(大体、世の中に一部とか二部とかの違いについて高度な専門知識を持っている人はそういないと思いますし)。

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