自動販売機の特許が多い企業

 こう暑くては外を出歩くとき、自動販売機があるとつい清涼飲料水を買ってしまいます(コンビニがあればついでにマンガを立ち読みしてからコンビニで買いますが)。

 この自動販売機、最近では最も電力需要が多くなる日中に冷却をセーブする“節電ピークカット型”の自動販売機や災害時に飲料を無償提供する“震災対応型”などがあります。

 “環境対応”の流れは自動販売機にもあり、今では自動販売機自身が売れる時間やそうでない時間を判断し、冷房を制御したり、太陽光パネルと蓄電池を備えたものまであるようです。

 ただ、自動販売機は今、コンビニとの競争の時代で置けば儲かっていた時代ではなくなっているようです。

 それでも自動販売機というのは勝手に物を売ってくれるところがいいですよね(メンテナンスはいるのでしょうが)。

 家電量販店で勤務する友人はパソコン販売を担当していたときに、「パソコンの自動販売機が出れば仕事が減るのに」と妄想を語っていました。

 この自動販売機のマーケットですが、一般社団法人日本自動販売機工業会によると2015年度末で普及台数500万台自販金額4兆8,811億円となっています。

 平均すると1台あたり年間100万円近い売上ということになります(飲料だけでなく、コインロッカー・精算機、日用品雑貨、たばこなど様々な販売機があるので一概に平均して論じることはできませんが)。

 自動販売機の売上、台数とも国内は縮小傾向です。

 

 この自動販売機、どのようなメーカーがあるのか特許出願情報から調べてみました(上から多い順)。

本サイトでは、たびたび特許情報から企業を取り上げています。
特許件数が多い≒企業競争力がある
だろうという考えに基づくものです。

 富士電機リテイルシステムズ株式会社は現在、富士電機に統合されています。2社合計の出願件数ではこの中で断トツです。
 飲料系自動販売機の技術を全方位的に開発している感じです。

 現在、パナソニックは特許と事業を分離しています。
 自動販売機事業はパナソニック産機システムズ(社員数約1,600人)という企業が行っています。

 サンデンは以前「室温28℃と関連技術」で紹介したカーエアコンメーカーでもあります。

 クボタは農業機器などで有名な大企業ですね。

 コンラックス硬貨・紙幣識別技術に特徴を持った企業(従業員157人)です。特定技術で勝負するおもしろそうな企業です。

 光波は自動販売機のボタン部分金額表示器に関する出願が多いです。その他にはLED照明事業をやっています。

 こうしたメーカーが作った自動販売機をコカ・コーラ(1位)やサントリー(2位)、アサヒ飲料(3位)が全国各地に設置しているというイメージです。

 私は自動販売機よりも古くなって処分したいパソコンを100円入れて引き取ってくれる自動回収機でも作って欲しいです(ナイスアイデア?)。

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