会社を辞めても安心(?)な職種

 薬剤師の友人が病院のナースと飲んだ時の話をしていました。

 知り合いのナースが病院を辞めるという話でしたが、なかなか興味深い内容でした。

 辞める理由が、ヨガに興味があって本格的に学ぶためにインドに留学するためでした。
 1年間なのか2年間なのかわかりませんが、日本に戻ってきたらヨガを仕事にして食べていくことを考えているようです。
 タイ式マッサージを現地で学ぼうとしている別のナースもいるそうです。

 仕事を辞めて1~2年間別のことをやるという選択は男の場合なかなかできないよな、と2人で話しました。

 こうしたことをあまり迷いなく(?)できるのもナースという流動性が高い職種のためかもしれません(加えて、男よりも女の方が思い切りがよいのかも)。

 友人はナースという職種を、転職先がすぐに見つかり、かつ、収入も良いと評価しています。

 流動性が高い職種というのは気軽に転職できると置き換えることができるのかもしれません。

 転職、という選択肢があるということはパワハラなどの被害も最小限にとどめることができそうですし、冒険的なことにも挑戦しやすそうです。

 他にどんな職種の流動性が高いのでしょうか(どんな職種だったら転職しやすいのでしょうか)?

 こうした職種の流動性は時代の流れによって変わってくるのでしょうが、最近のデータとして参考になりそうなものを探してみました。

 厚生労働省から求人倍率の高い職業の動向に関する情報が公開されていました(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000110648.pdf)。

 まず、職業別新規求人倍率が以下になります(厚生労働省 労働市場分析レポート第61号平成28年1月29日 表1の一部)。 

 数値(新規求人倍率)が高い職種ほどニーズが大きく“転職もしやすい”と考えることができかもしれません。

 例えば、平成26年度において開発技術者は2.51倍あり、0.46倍の一般事務職よりも転職しやすいのかもしれません。

 特に求人倍率が高い職業として以下のものが挙げられています。

 

   (厚生労働省 労働市場分析レポート第61号平成28年1月29日 図2)

建築・土木・測量技術者 専門的・科学的な知識と手段を応用して、建築物・土木施設の計画、設計、工事監理など、および測量計画の作成、測量作業の指揮などを行う技術的な仕事に従事する職業
情報処理・通信技術者 情報処理・通信技術に関する専門的・科学的な知識と手段を応用して、ソフトウェアの開発、コンピュータネットワークの構築などを行う技術的な仕事に従事する職業
保健師、助産師、看護師 保健師、助産師、または看護師の免許を有し、保健指導、助産、傷病者に対する療養上の世話などの専門的・技術的な仕事に従事する職業
介護サービスの職業 医療施設・介護老人福祉施設などの介護保険施設などの介護保険施設および個人家庭において、要介護者の入浴・排泄・食事などの世話をする仕事に従事する職業
医療技術者 診療放射線技師、歯科衛生士などの免許を有し、医師または歯科医師の指示・指導のもとに、放射線の人体照射、歯牙および口くうの疾患予防のための歯垢・歯石の除去などを行う専門的・技術的な仕事に従事する職業
生活衛生サービスの職業 理容、美容、クリーニング、その他個人の身体・被服の衛生に関する仕事に従事する職業
接客・給仕の職業 旅館・ホテル・飲食店・乗物・娯楽場等における接客・給仕などの仕事に従事する職業
保安の職業 個人の生命・身体・財産の保護、公共の安全・秩序の維持などの仕事に従事する職業
建設の職業 大工・ブロック積み・タイル張り・屋根ふき・壁塗り・畳の仕立て・配管・内装・防水の作業などの作業に従事する職業
土木の職業 建設現場・土木工事現場における土砂の堀削などの作業、道路舗装の作業、鉄道線路工事の作業、ダム・トンネルの建設工事における堀削の作業に従事する職業

(用語の定義は厚生労働省労働市場分析レポート第61号平成28年1月29日より)

 上グラフを見るとナースはどの年度も倍率が3倍ほどあります。仕事を探しているナースよりもナースを探している病院の方が常に多いということですね。

 このグラフだけでは良い待遇を受けられるのかまではわかりませんし、時の流れとともに倍率は変わっていくのでしょうが、ある程度は参考にできるかもしれません。新規求人の絶対数に関しては以下の通りです。    
(厚生労働省 労働市場分析レポート第61号平成28年1月29日 表3から作成)

 ヨガの話に戻りますが、これまでヨガをビジネスに結び付けることはインドよりもアメリカの方が熱心だったらしいです。ただ、最近はインドがヨガの保護に乗り出したらしく(ヨガはインドの貴重な資源だと気付く?)、ヨガの学校を設立し、そこで学んだ人に証明書的なものを付与するみたいなことを始めたらしいです。

 特に日本人女性に人気が高く、日本人向けに日本語通訳がいてヨガを伝授するところもあるようです。

 金もかかるだろうし、わざわざ現地でやる意味あるのか?って気もします。
 アニメの主人公がインドの山奥に修業しに行くみたいなものでしょうかね。

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