リコールとは?

 エアバック欠陥によるリコール問題で世界的なシェアを持つタカタが経営破たんとの報道がありました。

 タカタは連結従業員が4万5千人を超える大企業です。新卒採用をしていたのかわかりませんが、もし内定が決まっている人がいたらどうなるのでしょうか?

 リコールは就職前の学生にとっても他人事ではない出来事だと言えます。

 製造業の経営破綻としては戦後最大 中国系企業の傘下で再建を目指す
 (2017年6月26日 産経ニュース)

 そもそもリコールとは何かですが、消費者庁によると

広義にとらえ消費生活用製品による事故の発生及び拡大の可能性を最小限にするための事業者による対応をいう。

と定義されています。
 “消費生活用製品”とは一般消費者の生活の用に供される目的で、 通常、市場で一般消費者に販売されている製品です。
(経産省http://www.meti.go.jp/product_safety/producer/point/02.html

 そしてリコールとは具体的には、

消費者に対するリスクについての適切な情報提供

類似事故未然防止のために必要な使用上の注意等の情報提供を含む消費者への注意喚起

流通及び販売段階からの回収

消費者の保有する製品の交換、改修(点検、修理、部品の交換等)又は引取り

を実施すること、とあります。

 回収や交換ということになればかなりの費用がかかります。売った製品台数が多いほど(シェアが大きいほど)リコール時のダメージはでかいということですね。世界シェアだと言ってもいいことばかりではないということでしょうか。ちなみにこうしたリスクに備えた保険もあります。

 リコールには“消費生活用製品安全法”や“道路運送車両法”など様々な法律に基づいたケース、メーカーによる自主的回収のケースがあります。自主回収については企業評判が下がったり、製造物の欠陥による損害賠償責任を負ったりすることを回避したいのが動機として考えられます。

 リコールとなる商品ですが、実は結構多いです。
 企業ホームページでリコール商品を告知していたりします。

 家電量販店で働く友人に聞いたら、その友人も何度かメーカーのリコールに関わったことがあると言っていました(S社のテレビ、T社のテレビ、前記とは別のS社のレコーダーなど)。
 例えば、メーカーの対応としては、
 1.不良に関する問い合わせがリコールのきっかけとなり
 2.その製造番号から不良部品が組み込まれた製品ロットを割り出し
 3.そのロットの部品全てを無償交換する
 という感じだそうです。
 不具合の原因が限定的なものならそれほど被害はないのでしょうが、大量、広範囲になると、回収、交換などに莫大の費用が発生し、今回のタカタのようなことになるのでしょう。

 企業のリコール情報は消費者庁のリコール情報サイトで検索することができます(http://www.recall.go.jp/index.php)。

 “タカタ”で検索すると42件できました。この件数が多いのか少ないかはよくわかりません。家電メーカー名を入れても結構な数がでてきましたし。

 例えば、14社の扇風機に関して経年劣化した製品から火災があるとされています。

 狙っている企業について検索してみてはどうでしょうか?

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