組織の階級について

 最近、将棋が話題ですね。

 将棋の世界で正式なプロ棋士とは4段から始まって最高9段まであります(タイトルはこれらとは別)(日本将棋連盟:https://www.shogi.or.jp/knowledge/world/04.html)。

 4段から9段まではピラミッド型になっているのかと思いきや、日本将棋連盟のHPを見ていると、人数は割と均等な感じです(とは言え、9段の人は現在21人。ここまで上り詰めるのは至難の業でしょうね)。

 こうした組織階級は、はたから見ていると何か心ひきつけられます。

 漫画やゲームでも何かと階級ネタがでてきます。
 ドラえもんの道具で“階級ワッペン”なる道具がありましたし(二等兵から大将までのワッペンがあって下のワッペンを貼られた者は上の者には絶対にさからえない)、聖闘士星矢では聖衣別にブロンズ、シルバー、ゴールドとありました。
 ボードゲームでは“社長ゲーム”というのがあり、平社員からスタートし、係長→課長→部長→専務→社長(ゴール)です。
 なぜかワクワクします。

 民間企業においては管理職かどうかが組織階級の分かれ目だと言えるかもしれません。管理職は“課長”がラインになることが多いです(一般的に課長以上が管理職)。
 管理職になれば給与は上がりますが、労働組合から外れて管理する側の人になるので残業代はつかなくなります(企業によっては残業代がつかなくなることでトータル的には収入が減る場合もあり、わざと課長に昇進しないよう振舞う社員もいます)。

 従業員の何%くらいが管理職になれるのでしょうか?

 企業によって従業員の年齢構成が違ってくるでしょうから、管理職のなりやすいさは大分変わってくるでしょう。

 人数の多い世代、人数が多い世代がすぐ上にいる世代はかなり厳しい世代でしょうし、部署によっても変わってくるでしょう。

 「数字で見る管理職像の変化」という論文を発見しました(データは最新で2004年と少し古いですけど)。  http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2005/12/pdf/004-017.pdf

 論文では係長も管理職に含まれていましたので、係長を除いて割合を計算すると企業規模1000人以上では約1割が管理職ということになりました。

 部長職になるともっと狭き門になります(下図)。

 
 (出典:数字で見る管理職像の変化 大井 図8「世代別部長比率(企業規模1000人以上)」)

 日本は年功序列だと言われて久しく、いつかは管理職になれるイメージですが、こうして見るとそうでもない気がしてきました。

 なお、囲碁にもプロがありますが(将棋と同じく9段まで)、階層構造が逆ピラミッドになっているらしいです。

 企業でもたまに似たような(ヘタすればT字に近いところも)組織構造のところがあります。企業の場合だと健全なイメージがわいてこないですね。

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