野球の特許が多い企業&環境のこと

 この前、選抜高校野球があったと思っていたら、もう夏の選手権地方大会が始まる月になりました(沖縄開幕)。

 九州出身の多くの人は全滅するまでひたすら九州勢を応援しますが、神奈川県出身の友人は「理解できん」と言っています。
 優勝に餓えている地域とそうでない地域の差?
 それとも海に囲まれている地域とそうでない地域の差?
 優勝したからといって自分に何か得があるわけではないですが、これも高校野球の持つ魅力によるものでしょう。
 私も東京暮らしが長くなりましたが、それでも応援するのは東京勢でなく、ふるさと福岡県勢です。随分遠ざかっているので、そろそろ優勝が見たいですね。

 また、野球経験者でそれなりの実績を残した人でその後、指導者になるなど野球と関わりながら生きていく人もいるかと思いますが、野球に関連する企業で働きたいという人もいるかもしれません(?)。

 今回は野球に関わる特許出願からどのような企業が野球に関わっているのか調べてみました(上から出願数が多い順)。

筆頭出願人 出願に係る野球用品
美津濃株式会社 全般(バット、ボール、シューズ、グラブ、ウェア、プロテクター)
ゼット株式会社 グローブ
株式会社トーアスポーツマシーン ピッチングマシーン、打撃用ゲージ
株式会社アシックス ヘルメット、バット、グラブ
ケイエスケイ株式会社 グラブ、スパイク
株式会社サクライ貿易 グラブ
藤井金属化工株式会社 バット
株式会社白惣 バット
株式会社ロンウッド バット
株式会社エスエスケイ スパイク
株式会社デサント バット、ウェアー、グローブ

 総合スポーツ用品メーカーであるミズノは説明不要でしょう。
 ゼットはスポーツ用品の卸売り、トーアスポーツマシーンはピッチングマシーンメーカー、アシックスも説明がいらない総合スポーツ用品メーカー(業界1位)です。
 ここまで全て本社が大阪、兵庫の企業です。

 KSKはメジャーリーガーも愛用するグローブを作る鹿児島の企業です(ホームページは見当たりませんでした)。
 ネット記事によるとバリーボンズもKSK製グラブを使っていたそうです。

 サクライ貿易は商社のような名前ですが海外に工場を持つスポーツ用品メーカーです。

 藤井金属化工は情報なし。

 白惣は愛知のバットメーカーです。

 ロンウッドは富山県のバットメーカーです。HPは見つからず。

 SSKは野球を主とした大阪のスポーツ用品メーカーです。

 デサントはスポーツウェア大手です(本社は大阪)。

 大阪の企業が多いですね。そばに甲子園があることが影響していると思わずにはいられないです。

 ちなみに野球経験者はご存知かもしれませんが、以前のプロ野球のバットの素材の主流はアオダモでした。

 バットのしなり特性などから実は金属バットよりも飛距離が出ると言われています。

 一方、アオダモの成長には60~80年かかり、1本の木からできるバット材は6本分ほどらしいです。

 2017年支配下登録選手数は803人(NPBのHPより)。バット一人1本ということはないでしょうから毎年かなりのバットが消費されているのは確実です。

 仮に1人年間6本のバットを消費するとしたら、プロ野球だけで毎年800本のアオダモが伐採されていることになります。

 その分、植えりゃいいじゃん、と思うでしょうが、60~80年前に現在の状況が予想できたとは思えません。

 そんなことからアオダモは供給量が追い付かず、現在ではアオダモよりもメープルホワイトアッシュの方が割合が多いらしいです(アオダモ製バットは今や数%)。

 プロ野球コミッショナーが林野庁にアオダモの供給に関して要請を行っているという記事もありました。

 北海道にバットの森というのがあります。
 林野庁のHPで紹介があります(以下リンク)。
 http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/rest/story/bat/index.html

 意外なところで環境問題と結びついているようです。

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