街を歩いていると最近は24時間ジムをちらほらと見かけるようになりました。スポーツジムもコンビニ化しつつありますね。昼夜逆転した人にとってはありがたいでしょう。
私営スポーツジムは私が学生だった90年代はまだ多くはなかったですね。入会金もばか高いというイメージでした。
その後、エグザス(コナミ)やセントラルスポーツやメガロスなどが勢力を拡大し、最近はライザップが急成長しています。フィットネス、ワークアウト市場はとっくに飽和していると思っていましたが、やりようによるのかもしれません。
私は以前、セントラルスポーツの会員でしたが、確か2000年代初めに上場したときに会員同士がよく株の話をしていたのをおぼえています(当初1株1000円ぐらいだったのが3,000~4,000円まで上がったから買っとけばよかった、とか)。
最近のセントラルの株価を見てみたら(10年のスパンでは)上昇傾向にあります(下図:ヤフーファイナンスより)。
リーマンショックで株が下がったときに買っていたら、今では4.5倍ぐらいになっていますね。
株の話は置いといて、この分野は昔だったら“ブルーワーカー”に代表される家庭内商品がありましたし、最近だと電気で腹筋を鍛えるものや加圧トレーニングなど次から次に新しいものがでてきます。
加圧トレーニングに関しては何件か特許が取得されていて、都内には加圧トレーニングスタジオがあちこちにあります。やり方がうまいですね。
フィットネスやワークアウトをキーワードに今回もどのような企業があるのか特許出願情報から調べました。
本サイトでは、たびたび特許情報から企業を取り上げています。 特許件数が多い≒企業競争力がある だろうという考えに基づくものです。 |
松下電工(パナソニック)はエアロバイク、ランニングマシン装置の特許出願が多いです。進んだ分だけ正面設置モニターの景色が変わっていくものなど。
コンビはベビー用品メーカーです。過去にウェルネスをやっていたらしく松下電工同様に有酸素系装置の出願がメインでした(ウェルネス事業はコナミに売却した模様)。
沖電気工業はATMやプリンターなどを事業としていますが、なぜか筋トレ装置の出願もあります。
セノーは運動器具メーカーです。アームカールなどの筋トレ系マシンに関する出願が見られます。上記各社に比べてやっとこてこてのトレーニングに関係する事業者がでてきました。該社HPによると従業員数360名、売上高約101億円(平成29年3月情報)です。
是吉興行もセノ-と同じくスポーツジムのマシンエリアに見られるような筋トレ系マシンに関する出願を行っています。
こうした運動器具は個人の出願も多いです。人生一発当てたいという人が多いのかもしれません(キッチン用品、日用品なども多いイメージ)。
ただ、特許を取るだけでは何にもなりません。作って売らないと意味がないです。ヒットすれば模倣を防いだり、ライセンスしたりと特許の出番です。
ちなみに私も近所のジムに通っています。以前は高重量で積極的にやっていたのですが、今はヘルニアでスクワットやデットリフトは怖くてやれません(レッグプレスでも腰が痛くなります)。
腰に全く負担をかけずに脚を鍛えることができるマシンをどこかのメーカーが開発してくれないでしょうかね。