水処理の特許が多い企業

 このサイトでは度々環境ビジネスについて取り上げています(過去記事「環境ビジネスについて」。

 環境ビジネスなんて分野が本当にあるのか?という疑問はつきまとってきますが、環境を専攻分野とする大学が日本にはいくつも存在するわけで、そうした学生は“環境”を一つの突破口にして就職の活路を見い出さざるを得ない場面が多いでしょう。

 ただ、いくつもある環境系の研究室を見ていて“水処理”分野の研究室だけはどの時代も就職が常に良かったように感じます(大学院の話)。
 水処理分野は環境の雄と言えるかもしれません(?)。

 単純に“水処理”をキーワードにして特許権を多く有している企業を抽出してみました(発明の名称について“水処理”と入った特許の数です)。

本サイトでは、たびたび特許情報から企業を取り上げています。
特許件数が多い≒企業競争力がある
という一般的な考えに基づくものです。

 何かおもしろい企業が出てくるかもしれません。

 多い順に並べました。

三浦工業株式会社
株式会社東芝
栗田工業株式会社
株式会社日立製作所
三菱電機株式会社
株式会社神鋼環境ソリューション
オルガノ株式会社
三菱レイヨン株式会社
三菱重工業株式会社
株式会社クボタ
積水化学工業株式会社
JFEエンジニアリング株式会社
フジクリーン工業株式会社
水ing株式会社
東洋紡株式会社

 上から栗田工業神鋼環境ソリューションオルガノ水ingは水処理プラント(水質を改善する施設:下水処理、工場排水処理など)では有名です(ちなみに私が住む中野に栗田工業の本社があります。会社の前を通るといつも結構な人が出入りしているのを見ます)。

 一番特許が多かった三浦工業は知りませんでした。

 調べてみたら松山市に本社があり従業員数は約3,000人、2016年度の売上高は約1,000億円の企業です。

 保有特許の多くはボイラー関係ですが、水処理はバラスト水の処理を想定したものが目立っています。

 “バラスト水”とは貨物船に重しとして積み込む海水のことです。
 出発と到着する港の海が交換されるので生態系破壊の原因にもなると言われています。
 参考:東洋経済ONLINE「狙うは船舶の排水処理、始まった特需争奪戦

 愛媛県と言えば、最近は獣医学部の問題をよく聞きますが今治では造船が盛んです(今治造船は国内トップの造船企業)。

 ボイラーに用いられる水処理技術を応用展開する先がすぐ地元にあったということでしょうね(いわゆる用途開発)。

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