石油の流れと関連ビジネス

 昨日は乗り物について取り上げたので今日は乗り物が動く元となる燃料で。

 石油系は各種業界の仲でも給与面での待遇が上位に入ってくる業界です。

 石油元売りJXTGエネルギー出光興産コスモ石油昭和シェル石油はいずれも売上高が兆円レベルです。

 石油は私が子供の頃からもうすぐなくなると言われ続けてきましたが、可採年数(可採埋蔵量をその年の年間生産量で除した値)は毎年増え続けています。

 エネルギー白書2016年によると2014年時点の可採年数は52.5年です。

 毎年、石油消費を上回る埋蔵量が見つかっていますので、私たちが生きている間に石油が枯渇することはないかもしれません。
 ということは当分の間、石油系企業は安泰だと言えるのかもしれませんね(?)。

 石油化学製品の流れを以下に整理してみました。

 “石油”と聞くとガソリンとか灯油をイメージするする人も多いかもしれませんが、石油からナフサを経由して生成される化学物質(石油化学誘導品)は様々な産業(プラスチック、繊維、ゴム、塗料、洗剤、医薬など)に欠かせません

 数百年後か数千年後かわかりませんが、石油がなくなったらこうした製品が生産できなくってしまいます

 限りある資源ですので、このままずっと火力発電や自動車などの燃料にし続けるはもったいないと感じます。
 このまま石油がなくなって石油元売りのビジネスが完全消失する時代というのは実は様々なモノが作れなくなってしまう時代でもあるのです。
 石油元売りだけでなくほとんどの企業(というか人類)にとっての死活問題だと言えるでしょう。

 こうした意味でも企業が“環境”にどう取り組むのかは大きな問題だと言えます。

 例えば水素で走る自動車があります。燃料の水素は主に石油から生産されますので資源全体から見て水素が合理的なエネルギーと言えるのか、という問題があります。

 自動車のタイヤを合成ゴムで作るか、天然ゴムで作るか、という問題もあります。

 単純に考えると、天然ゴムの利用は森林伐採など環境に悪そうなイメージになりますが、長い目で見ると育成できる(つまり、うまく育てれば枯渇しない)植物資源に頼った方が良いとの判断もあるかもしれません。

 それにしても石油枯渇のように“そろそろこうなる”と言われていてもなかなかそうならないものが結構ありますよね。

 リニアモーターカーは私が小学生になる前から言われていました。
 宇宙旅行もそうです(高度数100キロ程度のものを宇宙旅行とは認めたくないです)。
 タイヤのない車なんてまだまだ先の話ですかね。

LINEで送る