業種と利益率について

業種をまたがって就職希望先が2社以上あるという人もいるかもしれません。
利益額が多い方が給料などの待遇が良さそうだというのは直感できることだと思います。

売上高10億円の卸売企業売上高3億円の飲食企業はどちらが稼いでいるのか?

売上高だけ見ると卸売企業の方が良さそうに見えます。

ラーメン屋同士というのであれば売上高が大きい企業の方が稼いでいると直感できますが、この2つの企業は業界が違います。

業界が違うと扱う商品も違います。

商品が違うと原価を構成する原材料費も設備費も加工費も異なってきます。

そして、売上高が大きくても売上原価が大きければ儲けは少なく、社員の給与やボーナスにもその影響があります。

ここでは売上高から原価を差し引いた売上総利益の割合(売上総利益率について考えます。

式であらわすと、

売上総利益率

=売上総利益÷売上高

=(売上高-売上原価)÷ 売上高

です。

経済産業省が業種別売上総利益率を公開しているのを見つけたのでまとめました(トップの表)(サービス業という括りはないようですが、他の業種に比べて企業によるバラつきが大きいからでしょうかね)。

これを見ると、卸売企業の売上総利益率(平均)は11.8%、対する飲食企業は55.9%です。冒頭の比較結果は以下のようになります。

あくまで参考ですが企業の業績比較の目安にはなるかもしれません。

ただ、利益というのは操作しやすい(原価を大きくしたり小さくしたりすることで利益を小さく見せたり大きく見せたりしやすい)ので、同業種であれば売上高そのものもよく見ておくべきでしょう。

なお、先日の日経新聞の記事に国内企業の営業利益ランキングが載っていました。

営業利益とは上述した売上総利益から営業にかかった費用を差し引いたもの(簡単に考えると社員の給与を払った後の利益)です。

本業でどれだけ稼いだかを示す指標としてよく用いられます(“経常利益”というのがありますが、これは営業利益から企業が株の売買などで得た利益や損失の結果を反映したものです)。

営業利益額ベスト10は

1.トヨタ    2兆8540億円
2.NTT    1兆3481億円
3.ソフトバンク   9995億円
4.KDDI     8334億円
5.日産       7933億円
6.NTTドコモ   7830億円
7.日立       6349億円
8.JR東海     5787億円
9.SUBARU   5656億円
10.JT      5652億円

です。
出典:日本経済新聞5月12日記事http://www.nikkei.com/markets/ranking/page/?bd=eigyo

自動車と通信が多いですね。

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