M&Aとビジネス

会社四季報業界地図2017年版(東洋経済新報社)の「上場企業の平均年収ランキング」によると40歳推計年収は

1位 M&Aキャピタルパートナーズ 2,766万円

2位 GCA 2,280万円

6位 日本M&Aセンター 1,375万円

となっています。
コンサル業界でM&A仲介をやっている企業を挙げました。

M&Aとはそんなに儲かるのか?と思ってしまいます。
まあ、これはM&Aの案件数がそれなりにあって、かつ、M&Aを生業にしている事業者数があまり多くない、という需給関係によるのでしょう。
M&Aに関しては今、それが良い時代なのだと思います。

M&Aとは、

Merger (合併) and Acquisition(買収)

他社の事業や資産を取得することです。

最近は高齢化社会に伴い承継者がいなくて困っている中小企業のM&Aが多いかもしれません。

国内企業では小型モーターの開発を行う日本電産が有名です。経営が悪化した企業を買収し人員削減することなく事業再生させるというM&A戦略をとっています。

日本企業による大型買収も海外M&Aも多いです。2014年にはサントリーが蒸留酒世界3位のビーム(米)を1.7兆円で、2016年にはソフトバンクグループが半導体設計を行うARM(英)を3.3兆円で買収するなど成長戦略にM&Aが利用されています。

M&Aそのものは遠い世界の話に聞こえるかもしれませんが、様々な分野が(例えば“環境”も)密接に関係してきます。

下図はM&Aのおおまかな流れです。

2番目のデューデリジェンスDD:一般にデューデリと呼ばれる)というのはM&Aの対象となる資産を法的、経済的に調査することです。

例えば、買収した企業の不動産に土壌汚染がある場合、これを見逃すと大損してしまう可能性があります。
その他の分野では例えば特許が欲しくて買収したのにその特許権が無効審判で無効になってしまったらM&Aそのものの意味がなくなります。

そうしたことがないように行う調査です(下図はDDの類型と詳細イメージ)。

通常、こうしたM&Aコンサル企業に新卒採用ニーズはありません。
様々な経験を積み、初めてこうした分野への転職の道も開けるのでしょう。

 

話しが外れますが、M&Aをやられた側の従業員はたまったものではありません。敗軍のようなもので、今後の自分の行く末がかかっています。

メーカーで海外営業をしていた友人がいますが、M&Aされた側の従業員だったので、インドやナイジェリアといった10年先の市場に飛ばされそうになり転職したそうです。

実は私もM&Aされた側にいたことがあります。
M&Aというのは秘密裏に行われるためほとんどの社員が一般公開記事で突然その事実を知ることになります。
飲み込まれる側はいろいろ抵抗策を考えても全て無駄に終わります。
私の場合も働き方を含めいろいろと変化を強いられました(働き先として全く考えたことがない会社のスタイルに合わせなくてはならないのは心理的な抵抗が大きいです。転職する場合とは全く違いますね)。

今後もいろいろな分野でM&Aがあるでしょう。
M&Aは他人事でありません
何が起こってもいいように常に自分を磨いておいた方がいいです。

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