今日はGW最終日、既にサザエさん症候群におそわれている人はいませんか?今月はいわゆる“5月病”の月です。
就職活動や将来の不安など精神的なストレスに苦しむ人は多いかもしれません。
個人的な話をすると、大学院の頃は1つ上の人が研究と修士論文を放りだして数日間行方がわからなかったということがあります。
万が一のことがあったらいかん、ということで下宿先を訪ねてみたのですが見つからず。後から聞いたら、毎日朝から日が暮れるまで海を眺めていたとのことです。
他にも社会人になってから1年間休職した友人がいます。
私の周りでもこれだけいるのですから、同じように精神的ストレスに悩む人は就活生だけでも数万人レベルかもしれません。
例によって精神科に勤務したことがある薬剤師の友人に聞いてみました。
Q1.抗うつ薬はあるのか?
A1.ある。精神科に行けばもらえる。
Q2.すぐに効くのか?
A2.すぐには効かない。2か月ぐらい飲み続けて効果があらわれると言われている。よくなるまでずっと飲み続けることになる。
Q3.飲み続けたら治るのか?
A3.わからない。病院でいろんな人をみてきたが、正直、抗うつ剤が本当に効き目があるのかどうかもよくわからない。薬だけでなく心理セラピーも必要だという声もある。ただ、それも本当にそうなのかもよくわからない。精神的なものはよくわからないことが多い。
Q4.市販薬で何かいいのがあるか?
A4.前にも言ったが市販薬というのは基本的に安全なもの、つまり効き目が弱いものばかり。気休めレベルだろう。あと、セイヨウオトギリから作られているセントジョーンズワートという成分が入った市販薬(薬というか単なるハーブ)には気をつけた方がいい。他の様々な薬との相性が悪い。例えばこれを飲んで、さらに血圧を下げる薬を飲むとさらに血圧が下がってしまうとか。
Q5.結局、心の病は自分で治せということか?
A5.まあ、ある意味そういうことになるかな。
うつになりやすい人はまじめな性格の人が多いらしいです。確かに冒頭で紹介した彼等は真面目な性格でした。
外的要因(修士論文や激務)が原因であればそれがなくなれば済むのでしょうが、内的(性格的)要因のウェートが大きい場合はある程度自分自身で修正していかないとどうしようもなさそうですね。
心理セラピーが必要だと言われているのは、そうした修正の手助け的なものでしょうか。私は医療分野の素人なので考察はこの程度で止めておきます。
ちなみに私は週1~2回スポーツジムに通っています。
嫌なことがあったときでも筋トレで限界まで追い込むとスカッとしてストレスがなくなります。ジムを出るときの充実感はやったことがある人にしかわからないでしょう。体も鍛えられて一石二鳥です。
筋トレで分泌される脳内麻薬、βエンドルフィンはモルヒネの数倍の効果があると言われています。
実は筋トレというのは隠れた治療方法なのかもしれませんよ??