IT系の資格

先日、ITビジネスについて触れましたので(記事「ITビジネスについて」)、関連する資格・試験についても紹介します。

IT時代と言える現在、IT系資格・試験は多いです。また、当該分野の知人の話を聞いていると資格取得の勉強はムダではない(業務の役に立つ、転職で評価されやすい)と言う意見が多い印象があります。こうした資格・試験の有用性もIT系の資格の特徴かもしれません。

また、私の周りの人を見た印象ですが、このIT分野の良いところとして文系・理系関係なく(もっと言うなら大卒か否かも関係なく)この世界に飛び込めること、自分の腕を磨けばつぶしがきくこと、を挙げることができそうです。実際に文系出身者や高卒者でバリバリにやっている知り合いが何人かいます。

ここでは資格・試験を「戦略策定、企画立案系」と「システム開発系」に分類します(下図)。

前回記事にて、ITビジネス例として金融機関がスマートフォン決済という新たなビジネスを始める場合を挙げました。このように新ビジネスを企画立案するのが前者、立案された企画に沿ってスマートフォン決済システムを開発し完成させるのが後者とイメージしてください(こうした資格・試験が必要だという意味ではありません。念のため)。前者には以前記事で紹介した中小企業診断士も入ります。

上図の赤字は情報処理技術者(試験)をあらわしています。情報処理技術者試験とは情報処理技術者としての知識・技能が一定以上あることを認定する国家試験です。上述した戦略立案に関わるものなど分野別に様々な試験があります(下表:情報処理機構HPを参考に作成)。情報処理技術職の採用や昇格に影響する場合も多く、受験者数がかなり多いのがわかります。

<詳細>http://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

上表の中の「レベル」とはITスキルのものさしのようなものです。各レベルの内容は以下の通りです(下表:情報処理機構HPを参考に作成)。

情報処理技術者試験をどのような順番で受験するするかですが、まずは「基本情報技術者試験」を受け、次に「応用情報技術者試験」へと進み、それから状況に応じて(戦略系/システム開発系)試験を選択するのがオーソドックスな流れです(下図)。なお、ITパスポートという国家試験もありますが、これは老若男女問わず対象層が広い試験です(レベル1)。IT分野の業務に就こうと考えている人にとっての意義は薄いと考えられます。

また、戦略策定、企画立案系にしてもシステム開発系にしてもIT知識だけでなく、そのシステムを導入する分野の知識も求められます。例えば会計システムであれば当然、簿記知識があることが前提になるでしょうし、販売店舗のシステム化であれば当該販売業務の知識が必須になるでしょう。従って社会人としての素養が求められる分野でもあると言えます。

 

ちなみに私は「ITコーディネーター」という資格者の実務研究会に所属しています(資格は持っていませんが、昔の上司がここの会員だった縁でメンバーになっています)。経営とITの架け橋役がITコーディネーターの役割です。実務研究会では企業の経営課題の解決策をメンバーで検討したり、各分野の話題を共有したり、みんなで飲んだりしています。

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