知的財産権とは?

知的財産権の重要性はどのような業種においても疑う余地はありません。入社後に知的財産に関する研修を設けている企業も多いはずです。また、知的財産権は技術系社員だけでなく全社員に関係します(例えば、文書を作成するときに他人の著作権を侵害していないか、など)。

知財立国という言葉を聞いたことがありませんか?

天然資源に乏しいこの国は知恵と工夫で作り上げた財産を資源に勝負、というイメージで用いられています。

マンガ・アニメ・ゲームのようなコンテンツ、ファッション品、化粧品、医薬品、飲料・食品、生活家電などの家庭用品

複写機・プリンタなどの事務機器

自動車・バイク・鉄道車両・飛行機などの輸送機器

こうした機器を製造するロボット・工作機械

など様々なものが知恵と工夫で作られています。

こうした創造物が天然資源と違うところはマネされたり、情報を盗まれたりして類似するビジネスが出てきやすいところにあります(石油、石炭、レアメタルなどの天然資源ではそうはいきませんよね)。

映画やゲームの海賊版でイメージするとわかりやすいと思います。

せっかく苦労して作り上げたとしても、すぐに安価な海賊版が大量に出てきては商売あがったりでしょう。

そうならないために創作したものを「知的財産権」という法的バリアで守りながらビジネスを展開していく必要があるのです。

具体的には

特許権(技術を守る権利)実用新案権(簡単な技術を守る権利)

意匠権(デザインを守る権利)

商標権(商品や会社などを表す名前、マークなどを守る権利)

著作権(本や音楽など文化的表現物を守る権利)

などの個別の権利で守られます。知的財産権とはこうした権利の総称と言えます。

ちなみに「知財立国」という言葉は2000年代の小泉政権のときに合言葉のように出てきました。メーカーはこの言葉を受けてか当時、滅多やたらに特許出願しました。例えば技術系社員には1年に2~3件の特許出願ノルマを課す、といった企業も多かったはずです(今は多くの企業が発明の内容を吟味し絞って出願するようになってきました)。最近ではこの言葉自体、下火ですが知財で勝負というスタンスはずっと続いていくでしょう。

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