文章力をどうやって高めるか?(その1)

今年度の受講生が自分の弱点だと感じることの第2位が「文章力」でした(第1位はプレゼン力)。

これは試験答案を見るとまさに納得という気がしました。他の科目の先生もこの点は問題視しているようですが、学生自身もちゃんと自覚しているだけ救いがあるかもしれません。

ここで、「文章力」についてですが、この記事においては今年度私が担当した科目を踏まえてのコメントとします。文章の読み手に与える印象という観点から2点ありました。

 

1つ目は字が読みづらいこと(うまいヘタでなく見る側に解読負担を与えるもの

2つ目は内容がないこと(テーマのポイントをとらえていない

 

今回は1点目について触れます(文章力には直接関係しませんが、文章の印象を左右する重要な要素です)。

次の文章を見てください。

このようなネット認証に出てくる表示文字のようなものが何行にもわたって書かれていたら読む側はつらいです。試験答案では他にも小さい字でびっしり書かれたもの、上下前後の文字配置がガタガタなもの、など解読作業しながらの採点は大変でした。パソコン入力が主流になったせいでしょうか?文章というより文字を書くということ自体が不得手な学生が多い気がするのですが。

一方、見やすくてきれいな字で書かれた答案だとそれだけで良いことが書かれている気がしてきます。こうした気持ちになるのは私だけでなく企業の採用担当者でも同じでしょう。

達筆でなくても相手にとって見やすい字であればいいと思います(今さら習字をやっても仕方がないでしょうし)。

見やすい字を書くコツとして以下のような書き方があります。文字の記入スペース高さ方向を均等に3分割し、漢字は3つ分、平仮名は2つ分のスペースを使って書きます(何等分ということはその人次第です)。以下の文は先の文字を大きさ調整して文字間隔をそろえただけです。

私は弁理士論文試験ではこのような書き方をしました。これを意識していると多少書きなぐっても読み手は負担なく目を通せると思います。

下の字は決してうまくはありませんが、最初に示した文字のバランスを整えただけで読みやすい文章になりました(よね?)。

どうでもいいことですが、丸文字(角が丸い文字)を使う学生が多い気がします。「文字は人を表す」なんて言われますが、男子学生が丸文字を使うのには違和感があります。たまには角張った文字も見たいという気持ちになりますね。

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