企画と開発、なにが違う?

入社したらどういう職種に就きたいか」と聞かれたときに「企画」とか「開発」とこたえる人は多いのではないでしょうか?

学生の頃、私も開発希望でした。そのとき、「企画部」とか「開発部」という言葉はかっこいい感じがしていました。

しかし、漠然と「企画をやりたい」とか「開発をやりたい」と言ったとしても、そもそもそうした部署が何をやるところなのか、また、これらの違いが何なのか理解できていなければ墓穴を掘るかもしれません。

企画や開発と言っても経営企画、事業企画、製品企画、商品企画、技術企画、研究開発、技術開発、商品開発、営業企画、営業開発など各部署で使われることが多いですし、企業によってはそうした名称の部署が果たす役割が他の企業と異なることが多いです(さまざまな業種や規模の企業があるのですから当然ですね)。

企画とはこうだ、開発とはこうだ、と一概に説明するのは難しいのです。

ただ一般的なイメージとしては、

商品企画・・・新しい商品を打ち出して販売方法や戦略を決める

商品開発・・・商品を実現するための技術や商品そのものを生み出す

という感じでしょうか。

下図は、市場の声を反映して新しいモノを作り市場に投入する、というイメージ(本来はもっと複雑)です。

私がかつて働いていた企業では商品企画は主に営業経験者や文系出身者が担当し、商品開発は主に理系出身者が担当していました。

企画が先か、開発が先かという議論はナンセンスでしょう。市場で喜ばれるものを作るのに順番は関係ありません(そんなことにこだわっている企業は先が危ないかもしれません)。

最近は将来の新しい柱となる商品を出せずに苦しんでいる企業が多いようです。精密機器メーカーの知人は自社技術を他分野に活用できかと模索しているが、なかないか良いアイデアが出てこないとぼやいていますし、製薬会社の友人は薬の開発はかなり限界がきているかもしれないと言っていました。もしかしたら、こうした従来的な役割分担にも限界がきているのかもしれません。

企業の組織構造は絶対的なものではないですので、学生の側からすると、どういう部署に入りたいかというより、どんなことをやりたいか、というスタンスの方がいいでしょう

話しは変わり、理系学生からは「企画とかやりたい」「営業はちょっと」という声をよく聞きます。自分が学生だった頃のことを一瞬忘れて、わかってねーな、と言いそうになります。実際には多くの企業では、顧客の要望を知る営業が起点となって動いています。発言にも影響力があります。収入や昇進に関しても営業職は他の職種よりもいい場合が多いのではないでしょうか。こうしたことは実際に企業で働きだして気づいていくのでしょう。

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