プレゼン力をどうやって高めるか?

今年度の受講生が自分の弱点だと感じることの第1位が「プレゼンテーション力」でした(ちなみに2位は文章力)。これがこれからの長い人生を踏まえて弱点だと回答したのか、それとも目の前の就職を意識して回答したのかは定かではありません(多分後者よりの回答だと思いますが)。

プレゼンテーション力を高めるためにはいろんな人から指摘を受けつつ場数を踏んでいくしかないような気がします。緊張を防ぐとか説得力のある話をする、といったことに特効薬は存在しません。スポーツが上達していく感じに似ているのかもしれません。

今年度の授業では、企業からのお題をもとに商品提案などに関するワークショップを行い、次の授業のときに企業からのゲスト立ち合いのもと各自発表ということをやりました。それを踏まえてプレゼンテーションの印象に影響を与える要素を大きく2つ感じました。

 

1つはその人の立居振る舞い(声の大きさ、目線、姿勢など)

もう1つはプレゼンテーションそのもの(何を伝えようとしているのかなど)

 

1.立居振る舞いについて

多くの人に感じたのが「声が小さい」ということ。立ち会ってもらったほとんどの企業の方からも指摘がありました。声が小さいことは聞く側からするとかなり気になる要素だということです。声が小さい学生ほど下を向きがちで自信がなさそうな印象でした。これだけでも損をしていますね。

一方、人前で話すのが好きな学生は声がしっかりしていて聞き取りやすく、それだけでかなり得だなと思いました。大したことは言っていなくても何か良いことを言っている感じがするから不思議です。

上記はまさに心理学で言うところのハロー効果ってやつでしょうか?

 

2.プレゼンそのものについて

ストーリー構成がどうのこうのというよりも、ダメなケースでそもそもの準備不足を感じました。今年度、多くの学生のプレゼンを聞いてきましたが、結局、これがものすごくプレゼンを左右しているのではないかと思います。上記1の声が小さいというのもこれからきている面もかなりあると思います(自信をもって語れないことは誰でも声が小さくなります)。試行錯誤しながらも検討を重ねていけば芯から言いたいことが湧いてきます(そうなるまで頑張るしかないのかもしれません)。授業でプレゼンが響いた学生は内容の良し悪しは別にしてそれを感じました。立ち合ってもらった企業の方からも、結局プレゼンはその人の熱い気持ちが伝わるかどうか、ということでした。就職活動に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。業界や企業の研究、自分が目指すものを煮詰めていくほど熱いものが湧いてきて、面接などさまざまなケースで気持ちが伝わるようになるのではないでしょうか。

少なくとも大きな声を出すことは何とかなります。今後プレゼンをやる機会があるなら一番後ろ席の人に話すつもりで声を出してはどうでしょうか。

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