適性検査について

この時期、SPIの本が大学の書籍売場で山積みになっています。

適性検査はSPIだけでなく、CAB、GAB、玉手箱、IMAGES、クレペリン精神検査と言われる様々な検査があります。企業によって採用する検査も違います。最もメジャーなのがSPIだと言われています。

私は運よく(?)適性検査とは縁のない人生を送ってきました。ネット上のトライアル問題を試しにやってみましたが、ところどころ間違えました。こんなものです。このSPIという適性検査、一体どういったものなのでしょうか?

こうした疑問に対しては、学生の立場としてだけでなく、企業の立場に立つと見えてくるものがあります。

SPI製造元はリクルート社です。グーグルで「SPI」と入力して検索すると一番上にリクルートが出てきます。そしてサイト内に入ると各企業向けにSPIとはこんなものだ、だから新卒採用にうってつけですよ、といったことが載っています(法人向け/リクルートの適性検査 – SPI3で面接の悩み解決)。

これを見ると(リクルート社としては)SPIは面接に活用することをバリバリ意識したツールなのだとわかります。能力検査性格検査の2つの内容になっており、「メンタル不調や問題行動を起こしそうな人物の見極め」、「地頭の良さを判別」、「面接官による目線ばらつきの是正」、「面接慣れした学生の真の姿を見極め」に役立つというニュアンスになっています。

また「対策本による事前勉強の効果はない」、「自分をよく見せる傾向を検出」と断言しています。ただし、初めてやるという人は問題形式や時間配分に慣れていないために若干点数が下がる傾向があるらしいです(リクルート社「SPI3の品質とよくある誤解」より)。この不公平を解消するために学生には事前にパソコンでSPI3の受検体験できる「テストセンター受検」が提供されています。学生にとってSPIの一番のポイントはこの部分でしょう。

以前の記事「面接について」の新規採用の重視項目に関するグラフを見てください。「SPI等の適性検査の結果」は他の項目に比べると率が小さいことがわかります。「留学経験」と同程度の数値だと考えると少しは安心?それとも不安が増しますか?

SPIの結果が面接でのチェック事項には十分になりそうですが、SPIの結果そのものが採否を決める要因になる心配は不要じゃないでしょうか?そもそもリクルート社の主張が正しければ何をやっても無駄なので学生は心配するだけムダということになります。むしろ小細工した方が災いとなって跳ね返ってきそうでこわいですね。

SPIという機械的なものに頼って心の通った採用がないんじゃないかという懸念はありますが、そこは企業もわかっているでしょう。そのために面接を行うというのが健全な考え方です。もちろん冷徹な検査で壁を作る企業もそれなりにあるのでしょうが、それは残念ながら地力が足りない場合はどうしようもないことかもしれません(公務員試験のようなものだと思うしかないです)。あたたかい企業を探すしかありません。

他の検査については調べていませんが、上記と同じような視点で確認してはどうでしょうか?

LINEで送る