面接について

新卒採用の流れは通常、

エントリーシート→筆記→面接

だと思います。

最後の関門が面接です。

私にとって面接が恐ろしいと感じたのは弁理士の3次試験のときです。1時間当たり2000~3000字を(しかもボールペンで)記述しなければならないという2次試験を苦労して乗り越えたのに、3次試験の10分程度(の3科目)の問答でこれまでの努力(数千時間の勉強)が水の泡になりかねないからです。聞かれる内容も自分にとって当たりはずれがあります。面接が始まるまでの待機時間の緊張感はもう2度と味わいたくないです。これから就職面接に挑む学生のみなさんにとっても同じことが言えるかもしれませんね。

ここで企業の人事採用担当者が何を重視するのか、という面白い調査結果があります。

最も多かったのが「人柄・性格」でその次が「身だしなみ・立居振る舞い」とあります。これらは面接を通じて面接官が判断する情報であり、面接の重要性を示唆しています(データは2016年度卒業者採用に関するものですが、年代によってそう変わるものではないでしょう)。

今年度の講義の中で、大手企業で採用担当をされていた方が、

「面接室に入ってから数秒の立居振る舞いでほぼ印象が決まってしまう」

とおっしゃっていました。心理学的にもそうらしいです。

数秒で採否を左右する印象が決まってしまうかもしれないとは、ぶっきらぼうな学生にとってはある意味恐ろしいですね(まあ、これはその方の意見であり、全てについてそうだと言えるわけではありませんが)。

ただ、

「面接のやりとりで初めのマイナス印象がプラスに変わることもある」

という話もありました。

また、上記データから得られる有益な情報は多いです。

面接では主にこうした項目について聞かれるということでしょう。単純に考えれば、上の項目から順に対策を練っておけばいいということになります。努力次第でなんとかなりそうな項目が多くないですか(?)。

しかしながら最も回答数が多い「人柄・性格」は変えようがありませんし、その次の「身だしなみ・立居振る舞い」についても面接のときだけビジッとできるわけがありません。

普段の自分を出してそれが良い評価を受ける、というのが理想ではないでしょうか?

本来の自分を出してもその企業に受け入れられなかったのなら、そこは自分に合わない企業なのでしょう。仮に自分を飾り立てて入社できたとしても、それは自分に跳ね返ってきます(極端な例えで言うと、営業職を求めている企業に営業がやりたいと志望動機を偽って入ったり、大学ブランドを求めている企業に東大だと学歴を偽って入れたとしても、入社後に受ける期待と現実のギャップに苦しむだけでしょう)。自分を出し切った上で落とされたのなら縁がなかったというだけで、悔しがる必要もないと思います。

面接で、自分はこういう人間なんだ、と胸を張れるようになっているためには、日々の授業など普段の生活を通じてなりたい自分を形成していくということ(自己実現)なんだと思います。

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