ビジネスマナーについて

就職活動(だけでなく就職してからも)においてどんなに優秀な学生でもビジネスマナーについて完璧という人は少ないのではないでしょうか。

私が学生のころは(私だけかもしれませんが)「ビジネスマナー」という言葉さえ聞いたことがありませんでした。入社した後に新入社員研修で電話の取り方とか服装とか飲みの席やタクシーの席でどこが上座か、ということを知りました。

メーカー時代、仕事は私服(私服の上に白い作業着を身につける程度)でしたし、技術系職場ではビジネスマナーに無頓着な人が多かったです。一方、転職してコンサルティングをやるようになってからは髪型とかシャツの色とかいろいろ指摘されました。

個人的にはこうしたことは入社した後に身についていくものだと思っていますが、これまでの講義を通じてこのままではまずいかも、という印象の学生も(一部)見られました。

例えば、企業見学に草履を履いてくる、廊下ですれ違う社員に挨拶をしないポケットに手を突っ込んだまま人の説明を聞く、イスに座ったときに足を組むという学生がいました。またレポート提出においてメール文頭に宛名、用件を全く書かず白紙にワードのレポートを添付しただけのものを送信してくる学生もいました。

最近はこうしたことを指摘する教員も減っているようですし、矯正する機会もなく人生を送ってきた学生も意外といるのかもしれません。

今年度の講義では大手企業で人事採用を担当されていた方をゲストに呼んだ際、ビジネスマナーをどうやって身につけたらいいのか、という質問がありました。

その方の回答は、

ビジネスマナーに関する本を(何でもいいので)一冊読むこと

でした。

ビジネスマナーと言っても人によってレベルが様々ですし、いろいろな場面、状況を想定して、こういうときはこうしろ、と教えていてはキリがないということです。化学がわからない、経済がわからない、どうしたらいいですか?と質問しているのに近いということでしょう。

上記ゲストの方が回答したとおり、薄い本でもいいので何か1冊だけ一通り読んでおけば憂いはなくなると思います。

また、ビジネスマナーは大切ですが、明るく元気なことも大事だと思います(あくまで印象ですが、おとなしめな感じより元気を感じる学生の方が早く就職を決めていたように感じました)。

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